30歳からのカミングアウト /夏原サイケ 【漫画感想】
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シリーズ作品が2つ収録されています。
カバー下にはそれぞれの作品のキャラクター紹介+ちょっとしたエピソードがあり、皆さんかわいかったです。
『30歳からのカミングアウト』(表題作)
<登場人物>
(攻)相沢遥(あいざわ はるか)…会社員。本社からきた研修指導監督。33歳。
(受)武本充(たけもと みつる)…会社員。転職して地方から上京。30歳。
<あらすじ>
30歳を機に田舎での公務員を辞め、転職して上京した充。地元では自分がゲイであることを隠し続けてきた充は、初めて出会い系を利用し待ち合わせ場所に向かいます。そこに現れたのは、綺麗系のイケメン・遥。充の「はじめて」を出会い系を利用するのが初めてだと勘違いした遥は、積極的に充に迫りますが……。
<感想>
田舎で公務員として働いていたのに、自分がゲイだと隠し続けることに限界を感じて転職、上京した充。このあたりはさらりと描かれていますが、充はかなり追いつめられていたのではとなんとなく感じられます。
表紙を裏切らずむっちりエロい身体をお持ちだったがために、出会い系で知り合った遥に(サイト利用は初めてでも)充は経験豊富だと勘違いされてしまいます。
何もかもが初めての充に対し、充の歴代の彼氏(実際にはいない)に負けないようにと意気込む遥。ふたりの考えていることがそれぞれわかるように描写されているので、お互いの勘違いがうまい具合に噛みあってしまう展開が微笑ましいです。
出会い系は1回きりのつもりだった充、しかし翌日出社してみれば中途採用の充の研修指導監督として本社からやってきたという遥の姿が。うろたえながらも会社で手を出されてしまう充、遥に言われた(と充が思っている)通りプレイ用下着を普段使いしている充がかわいいです。
自分なんてセフレなだけなのでちゃんと恋人になりたいと一生懸命な充と、既に付き合っているけれど充には他に好きな男がいると思っている遥。互いの考えはすれ違いまくりなのにいつもイチャイチャしているように見える、というか両思いではあるので絡みは幸せいっぱいです。
描き下ろしでは充の天然が炸裂、あとがきではちょうど見たいと思っていた決定的瞬間の遥視点も見られて非常にありがたかったです。
『真面目な君のトロ顔が見たい。』
<登場人物>
(攻)烏丸淳(からすま じゅん)…売出し中の若手俳優。24歳。
(受)高嶋始(たかしま はじめ)…民放キー局のアナウンサー。真面目。28歳。
<あらすじ>
料理が得意なイケメン俳優の烏丸は、これまではお堅い系の番組が多かった高嶋アナとふたりで番組の料理コーナーを担当しています。ある日の収録でスイーツを作った烏丸でしたが、それを食べた高嶋が見せたトロ顔に夢中になってしまいます。
<感想>
イケメン俳優とアナウンサーの料理コーナー、お堅いイメージのついていた高嶋がスイーツを口にした瞬間、そのおいしさ故にトロ顔を全国ネットで晒してしまいます。その表情に夢中になった烏丸は、高嶋を家に呼び出し。高嶋は実は甘いものが好きでもっと烏丸に作ってほしかったらしく、その交換条件として烏丸は高嶋に手を出します。
真面目な高嶋が甘いものを食べるとトロ顔になっちゃうってなんかとてもかわいくて、烏丸がひとり占めしたくなるのもわかります。そしていざ絡みとなればそれ以上にエロい姿を披露してくれる高嶋(おそらく無自覚)。ポテンシャル高すぎです。
<オススメ要素>
・綺麗系攻×天然むっちり黒髪受。
<関連作品>
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