<登場人物>
(攻)九重恵(ここのえ めぐみ)…α。高校生。理事長の息子。
(受)山田つぐみ(やまだ つぐみ)…Ω。高校生。コワモテヤンキー。
<あらすじ>
学校の仲間が他校のヤンキー・つぐみに怪我をさせられたと知った恵は、つぐみを潰してやろうと呼び出します。
単身乗り込んできたつぐみでしたが、漂うΩフェロモンの香りに恵をはじめその場のαたちは困惑。するとヒートなのは自分だとつぐみが堂々と宣言してきます。
<感想>
「ヒートなのは俺だぜ」の1コマがインパクト抜群の『めぐみとつぐみ』。期待を裏切らずヒートは気合でなんとかしているヤンキーΩのつぐみ、自覚なく周囲を振り回していく姿がかわいかったです。
αの恵は、優秀なαが通う進学校の理事長の息子。お金持ちっぽいですが、学校の屋上で煙草をふかし喧嘩も上等、でもΩ差別は地雷という根はいい子な不良という感じです。仲間がつぐみに手を出された(これは誤解だったんですが)と聞き、つぐみを呼び出して潰そうとします。
そこへヒートの状態で単身乗り込んできたつぐみ。恵は戸惑うαたちからつぐみを遠ざけ、とりあえず自分の抑制剤を渡します。そこで発覚するのが、つぐみは抑制剤を飲んでおらず、ヒートはいつも気合でなんとかしてきた、とのこと。これは新しい。
決着はまた後日となり、家に帰ってからももらった抑制剤を使おうとしないつぐみ。けれどそこに残っていた恵の残り香に反応してしまい、気合だけではなんとかならない事態に……。恵のことを思い出してからの「殺そう」になるところがヤンキーつぐみのかわいいところです。
その後はラッキースケベ的アクシデントによりマスク越しのキスや体育倉庫に閉じ込められたり。さすがに恵の本能も暴走し一線を越えてしまうんですが、これがどちらもかわいかった。おそらくつぐみの方がいろいろ自覚がないぶん、とにかく恵を煽ってきます。恵が万が一に備えてゴムや薬を持ち歩いているあたりに、彼の性格と不思議なリアルさを感じました。
それでも恋とは気づかないつぐみ、恵とのことも家族に言ってしまいます。ここで登場する山田家の皆さんがみんないいキャラしてました。つぐみのお父様方がどこまでも素敵で、このふたりのなれそめや今後が気になってしかたないです。
それから恵の友達・スバルもなんかいい人でした。察しの良いキャラ好きなんです。スバルには恵とつぐみの仲を応援してほしいところなんですが、どうなっちゃうんでしょうか。
ふたりは番になるところまではいかないものの、恋に関してはとにかく初々しくてかわいかったです。続編連載も決定とのことで、とても楽しみです。
<オススメ>
・ヒートは気合でなんとかなるΩ。
<関連作品>
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