どうしてもヤリたくて学園 /星名あんじ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)難波里佳(なんば りか)…リカ。イケメンの昆虫バカ。17歳。
(受)西ひろし(にし ひろし)…西やん。明るいおバカ。17歳。
但馬竜一(たじま りゅういち)…カレー。漢字が読めない。17歳。
神戸はじめ(こうべ はじめ)…はじー。メガネだけどバカ。17歳。
<あらすじ>
全寮制の男子校に通う2年生のリカ、西やん、カレー、はじーの4人は全員童貞のDTK4(童貞高校生フォー)。彼女が欲しくて毎日必死です。
そこではじーが持ち出したのは、「女子の好きな男や恋が描かれている」といわれるBL漫画。じゃんけんにより攻受を勝ち取ったリカと西やんはその場で実践に挑みます。
<感想>
笑いすぎて顔が痛いです。DTK4がBL本片手にとんでもないおバカを繰り広げているのに、恋愛、開発、嫉妬、同時多発カップルの誕生など、BLの名物イベントを押さえた展開でストーリーはすっきりまとまっています。すごい。
女の子にモテたい→女心を学ぼう→受ゴコロを理解しよう、というだいぶ道を外れた流れで自ら望んで受の座を勝ち取った西やん。同じくじゃんけんで攻になったリカと、友人2人が見ている前で事に臨みます。そこで意外といい雰囲気になるリカ×西やんですが、目の前ではカレーとはじーによる激しい応援が。カレーのブブゼラがいい仕事しています。
そして天才的な才能を発揮し受の気持ちを理解した西やん、まさかの女子と急接近(!?)な状況に気を良くし、さらにBL実践はエスカレート。潮吹き、結腸、尿道と、彼らの快楽追求は止まりません。
数々の学園イベントを経て、リカへの気持ちに向き合った西やんからの告白は勢い任せのはずなのに非常にドラマチックでした。そして気持ちが伝わったあとのモダモダまでがセットのBL展開の後は、はじーと一緒に砂を吐くほどの激甘を味わえます。隅々まで仕込まれたネタの嵐の中、個人的には文化祭のポスターが異様にツボに入りました。
描きおろしはリカ視点で、西やんとの出会いが明かされていました。イケメンなのにどこまでも不思議ちゃんなリカにとって、西やんは最初から特別だったみたいです。最後のほっこりできる幕引きに、良い純愛モノを読んだような気がしてきました。
<オススメ要素>
・ハートフルハイテンションラブコメ。
<関連作品>
・電子書籍【分冊版】(お試し読みができます。)
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