<登場人物>
(攻)九重恵(ここのえ めぐみ)…α。高校生。理事長の息子。
(受)山田つぐみ(やまだ つぐみ)…Ω。高校生。狂犬ヤンキー。
(攻)山田春告(やまだ はるつぐ)…α。つぐみの父。九重学園の卒業生。眼鏡。
(受)山田黒鵐(やまだ くろじ)…Ω。つぐみの父。
<あらすじ>
恵が自分なりにつぐみに想いを伝えてから数ヶ月。ヒートが気合ではどうにもならないとき、つぐみは恵のもとを訪れるようになっていました。すっかり恋人気分の恵に対し、つぐみはそっけないまま。嫌な予感がした恵がつぐみを問い質すと、思わぬ誤解が発覚します。
<感想>
『めぐみとつぐみ』2巻です。つぐみのキャラが衝撃だった1巻、最後にはすずめちゃんに恋人認定されていたのでふたりはしっかりくっついたものだと思っていました。ところが、2巻になってみるとつぐみにとってはそうではなかった様子。数ヶ月もひとりで浮かれていた恵への同情が募ります。
それでもつぐみの心境が発覚してからは恵ががんばっていました。しかし「考えてくれ」と言われてもそう思い通りにいってくれないのがつぐみ。すぐに行動に出てしまうあたりが彼らしくてかわいかったです。
そんなつぐみがスバルに啖呵を切ってくれたのはスカッとしました。αとはいえスバルも高校生、いろいろこじらせてしまった想いがあったのだと思います。スバルとつぐみが対峙したシーンが本当に好きで、恵不在な中、きっとつぐみのこういうところが恵を惹きつけるんだろうなあとしみじみしました。
本編の後に、つぐみのお父さんが主役の番外編「くろじとはるつぐ」も収録されていました。出会いからお付き合いまでのお話で、これまで微妙に匂わされてきた春告さんのストーカー気質と黒鵐さんの男前っぷりを存分に堪能できました。山田家のお父さん大好きなので嬉しいです。
そういえば春告さんも黒鵐さんももとから「山田」だったんですね(これどこかで教えてもらっていたような気がするのですが勘違いかもしれません……)。何から何まで理想の夫夫でさらに大好きになりました。
最後の描き下ろしではついに恵とつぐみのイチャイチャが見られるかと思いきや、やっぱりつぐみ相手では難しそう、となる可愛いお話でした。さらに続編も描いてくださるとのことで、楽しみに待ちたいと思います。
<オススメ>
・頭のいい不良α×ヒートは気合でなんとかならなくなった狂犬Ω。
<関連作品>
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