40日間の調教開発生活　/ミツハシトモ　【漫画感想】

＜登場人物＞

　（攻）神崎悠人（かんざき　ゆうと）…ハイスペイケメン。

　（受）中野大樹（なかの　だいき）…チビで冴えないお人よし。


＜あらすじ＞

　夏休みを前に、初めて彼女ができた大樹。女の子との付き合い方を教えて欲しいと幼馴染の悠人に頼みますが、悠人の家で薬を盛られ、監禁プレイを始めると宣言されます。


＜感想＞

　ハイスペイケメンで女子にモテまくりなのに、幼馴染の大樹にだけ懐いている悠人。これまでずっといい幼馴染の仮面を被ってきたようですが、夏休みを目前に大樹に初めての彼女ができた途端に豹変します。人のいない自宅に大樹をおびき出し、夏休みをまるっとつかっての監禁調教開発生活のスタートです。

　大樹の写真がズラリと飾られた部屋で、見たことのない玩具を次々と繰り出してくる悠人。プレイと言いつつ容赦がないです。タイトルに違わず大樹を縛ったり繋いだりしてやりたい放題エロざんまいとなるものの、不思議と飽きず、ページをめくる手が止まりませんでした。謎の吸引力にぐいぐい引っ張られていく感じです。

　どんなに無茶苦茶されても悲観しない大樹は本当に強かった……。自分だけが繋がれた状態でも、プレイが終われば悠人とゲームをしたり宿題をしたり、もとの幼馴染として接することのできる心も体も強靭なお方です。おまけに悠人の気持ちに応えられない理由を自分に求めてしまうあたり、なんて優しいんだろうとぐっとくるものがありました。これは惚れる。

　悠人は一度は大樹を解放するものの、最終的には大樹の男前が発動しめでたく恋人に治まってくれました。悠人の愛は重すぎかもしれませんが、それを受け入れてくれた大樹は愛がものすごく深いと思えます。

　最後の先生のあとがきもインパクトがありました。こちらを読んでからお話を見返すと、また違った味わいがある気がします。


＜オススメ要素＞

・本気の調教開発生活。
・執着ヤンデレ×心の強い男前。


＜関連作品＞

・電子書籍（お試し読みができます。）

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