偏愛と悪食 /ねてる 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)フブキ…悪魔。魔役所東京支部納税課。新人。

 (受)シブヤ…悪魔。黒コート。魔役所東京支部納税課。


<あらすじ>

 魔役所納税課で働き、悪魔から税金を徴収しているシブヤ。滞納者をブタにして食べることで本能の充足を得ていましたが、新人のフブキに邪魔をされ楽しくありません。そんなとき、後輩だと思っていたフブキの正体を知ったシブヤは、フブキの餌として飼われ、徐々に力を奪われていきます。


<感想>

鬼とアクマの共同性活』に登場していたシブヤさんが主役のスピンオフでした。『鬼とアクマ~』についてはシブヤさんの回想でちょっと出てくるくらいなので、こちらから読んでも問題なさそうです。むしろ悪魔の階級や概念の説明などは『偏愛と悪癖』の方が詳しい印象で、この後で前作を読み返したらより理解が深まりそうな気がします。

 それにしても冒頭からシブヤさんの大サービスシーンで、前作で「とても怖い人」だと勝手に思っていた私はニヤニヤが止まりませんでした。あの!シブヤさんが!さらに怖そうな人にあられもない姿を晒していらっしゃる……!

 それもシブヤさんが納税課の後輩だと思っていた悪魔・フブキの正体が格上だと知ってしまったため。「後輩」と「白コート」で態度がガラッと変わるフブキにも大興奮でした。

 フブキが正体を隠して役所に潜入していた理由、シブヤさんを飼い続けていること、最近魔役所で起きている事件など、いろんな要素が絡み合いながらふたりが距離を縮めていく様は圧巻です。悪魔ならではの本能優先の気持ちの在り方や、ファンタジーなプレイも見応えたっぷりでした。

 最後の描き下ろし番外編も、悪魔の駆け引き感はたっぷりなのに恋人っぽい甘さもあってラストまで目が離せませんでした。改めてシブヤさんの「肉の味でわかる」能力のすごさを実感しています。今のフブキはどんな味がするんでしょうか。シブヤさんに「噛み癖」があるという事実にひたすら萌え転がっています。


<オススメ>

・犬にして愛でる悪魔×豚にして食べる悪魔。


<関連作品>

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