変態紳士と着せ替え男娼 /ねてる 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)古谷憧一(ふるや しょういち)…変態眼鏡。紳士。
(受)比奈春臣(ひな はるおみ)…超人気の男娼。
<あらすじ>
気ままが売りの男娼・比奈を指名し続ける謎の紳士・古谷。古谷は人気のある比奈を前にしてもいつも衣装を着せ替えるだけで、一切手を出してきません。最初は面白半分だった比奈も、半年経つ頃には男娼としてのプライドが許さず、古谷に迫りますが……。
<感想>
1年ほど前に雑誌でお見かけし、たしか2話だったと思うのですが冒頭から古谷さんのあまりの変態ぶりに度肝を抜かれました。彼がスーツの内ポケットからお守りパンツを取り出したとき、絶対に単行本を買おうと心に決めました。
出会いは男娼と客だった比奈くんと古谷さん。売れっ子の比奈くんを前にエッチな衣装を着せて楽しむだけでしたが、それが半年も続きさすがの比奈くんも男娼としてのプライドが許しません。あの手この手で古谷さんを落としにかかりますが、筋金入りの変態眼鏡紳士はなかなか思い通りになりません。
というのも、変態の自覚のある古谷さんは、自分の性癖を受け入れて恋愛してくれる人がいるとはそもそも思っていません。古谷さんの比奈くんへの態度は「拝む、かしづく、課金する」が基本で、まるで推しを愛でるオタクの心境を体現しているかのようです。
なので古谷さんが比奈くんに手を出さなかったのにも説得力がありました。でも結局そんな古谷さんの相手ができるのは、これまで数々の男を相手にしてきた比奈くんでないと無理だったんだろうと思えます。比奈くんも古谷さんの普通と違うところが気になったようですし、お似合いのふたりです。
次から次へと繰り出されるぱんつとお尻とその他諸々がずっと楽しいのに、恋愛に関しては「変態だから」で片付けず、むしろそれがうまいこと活かされているストーリー展開にぐっときました。古谷さんの一見奇妙な言動も、推しを愛でる楽しみを知っている方にはきっと共感できると思います。
1話でめでたく好きな人を射止めた古谷さんには、恋人になってからもご褒美イベントがもりだくさんでした。個人的には、古谷さんがいつの間にか作り上げてしまった雪だるま(尻)にぱんつを履かせたあとの笑顔が忘れられません(本を読み終わったあとの私もあんな顔をしていたかもしれない)。
究極の変態・古谷さんの勇姿、全変態好きさんに届いてほしいと祈っています。
<オススメ>
・究極の変態眼鏡紳士×元・超人気の男娼。
※紙本の帯に全プレ情報がありました。
<応募者全員プレゼント>
『描き下ろしコミックペーパー』
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応募締切 2020年8月1日(土)当日消印有効
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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