純情ロマンチカ27 小冊子付き特装版 /中村春菊 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)宇佐見秋彦(うさみ あきひこ)…ウサギさん。超有名小説家。

 (受)高橋美咲(たかはし みさき)…大学4年生。丸川書店に内定。22歳。


<あらすじ>

 孝浩と二人で会うことになった宇佐見は、美咲への想いをすべて話します。帰り際に孝浩に殴られた宇佐見でしたが、自分の気持ちを再確認できたと美咲の前では平然とした様子。その後、美咲は改めて話をするため孝浩との食事に向かいます。


<感想>

 帯(裏側)の孝浩と美咲のシーンだけで泣けてきます。誰もが相手の気持ちを大切にしながら自分の想いを伝えようとする姿に何度も胸を打たれました。

 ウサギさんと孝浩の話し合いも済み、孝浩に1発殴られようとも親友の絆は壊れなかった様子。この時点で孝浩からは認められたのかと私は思っていたのですが、その後の美咲との話し合いで見えてきた孝浩の心境を思うともう切なくて。

「どうして4年間も黙っていたんだ」って、本当にその通りなんですよね。ここにきてウサギさんの孝浩への片想いがすごく効いている。この事実を美咲が孝浩に伝えるわけにはいかないし、でもそれが大きな理由でもあるからうまく言えない……しかも知らなかったのは孝浩だけ。孝浩は親代わりといっても、実際は親に比べたらうんと歳の近い兄弟なんですよね。自分だけが親友にも家族にも隠し事をされていたらそりゃショックです。

 それでも保護者としての立場を忘れないまま、美咲を「自慢の弟」とまで言ってくれた孝浩。大人ですね。偉い。というかみんな偉い。それぞれの頑張りが報われて一安心です。

 中盤には『純情ミックス』が収録されていました。ロマンチカ、エゴイスト、テロリスト、ミステイクのホワイトデーのお話。ウサギさんが美咲との今後を見据えて行動していて感激でした。



『特装版小冊子』

<感想>

 特装版を購入すると32ページの描き下ろし小冊子が付いてきます。『純情ロマンチカ』『純情エゴイスト』『純情テロリスト』『純情ミステイク』が収録されていました。

 ロマンチカはもしやそのまま外で!?と余計な妄想が頭を過ぎりましたが、家の中に移動してくれてホッとしました。ウサギさんにはやはり大きいベッドがお似合いです。本編にハラハラした後だったので、こちらでたっぷり糖分を補給できました。



<オススメ>

・兄チャンと話し合い。


<関連作品>

・通常版


・シリーズ


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