＜登場人物＞
（攻）エドワルド・ヴァシュフォード…公爵家の次男。金髪、アメジストの瞳。無表情。
（受）ダニエル・リンベルト…伯爵家の長男。オリーブグリーンの瞳。穏やかな性格。
＜あらすじ＞
伯爵家の嫡男・ダニエルは王立学園の学生であるものの、両親を一度に亡くし、条件の厳しい奨学金を借りながら卒業を目指しています。目標としていた同級生のエドワルドには冷ややかな態度を取られつつも、努力の甲斐あって優秀な成績を修めたダニエル。しかし、卒業式の直前になって伯父の悪だくみに嵌められ奴隷に身を堕とします。
＜感想＞
がっちりと構築された世界観に、序盤はゲームをしているような感覚でした。それが徐々にエンジンがかかり一気に加速、そこからは減速の気配すらなくストーリーに巻き込まれていく感じで最後まで楽しく読めました。エドワルドが自分の恋心を自覚してからダニエルを溺愛していくスピード感ってこんな感じだったのかも、などと考えてニヤニヤしています。わかりやすい例えが思いつかなかったのですが、でもわかってくださる方もいらっしゃる気がしています。
まず表紙イラストで惜しげもなくさらされている（イラストはカバーと人物紹介のみ）、ダニエルの体型がとても良いです。こんなガタイの元同級生が奴隷となって「ご主人様」って健気に呼んでくれるだなんて……エドワルドがお姫様抱っこで連れて帰りたくなるのも納得しかありません。
個人的にはロロの今後がとても気になっています。仕様用途がアレな上にそんなに登場していたわけでもないスライムさんですが、名前と立派な棲家まで用意してもらっていたし、ぜひ大成長してふたりと仲良くしていただけたら（主にベッドの上で）……なんかすみません。でも裏表紙にもいらっしゃいますし！エドワルドに睨まれない程度の活躍を妄想して楽しんでいます。
＜オススメ＞
・無表情溺愛公爵×元伯爵家の奴隷。
＜関連作品＞
・電子書籍（お試し読みができます。）
BookLive!/コミックシーモア/ebookjapan/BOOK☆WALKER
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