ところで今は何番目でしょうか。 /田中森よこた 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)市川史郎(いちかわ しろう)…大学生。遊び人で有名。
(受)川吉れんげ(かわよし れんげ)…大学生。史郎に近づくためパリピデビュー。金髪。
<あらすじ>
高校生のころから史郎のことが好きだったれんげは、史郎が同じ大学だと気づいて一念発起。遊び人の史郎に近づくため、地味な眼鏡姿をやめて金髪ピアスでどうにか声をかけます。
史郎にはたくさんいる恋人のひとりとしては認めてもらえたものの、それで満足だったはずのれんげの心境は徐々に変化していきます。
<感想>
かわいい表紙を裏返すと、中身の一部のコマが見られる激しい裏表紙がお目見えです。帯が微妙に仕事をしているようないないような。リアル店舗でお買い求めの方は要注意ですが、インパクトを裏切らないかわいくてエロいお話が待っていました。
高校の頃に一度だけ優しくしてもらって以来、史郎のことがずっと大好きだったれんげ。大学が同じだとわかると、史郎に近づくために金髪にして耳と他の場所にもピアスをあけて大学デビューです。見よう見まねで痛々しいまでの頑張りを見せたれんげは、どうにか史郎と友達になります。
その後史郎にホテルに連れ込まれ、怖気づいてしまったれんげはあっけなくすべてを白状。れんげをおもちゃ扱いしているつもりの史郎ですが、この時点で史郎の方もだいぶれんげに落ちているように見えました。史郎は遊び人ではあるけれど、悪い人ではないんですよね。れんげのことも覚えてましたし。おかげで濡れ場も最初から甘い雰囲気。安心しました。
れんげにとっては、史郎の大勢の取り巻きのうちのひとりになれただけで最初は本当に満足していて、史郎に「独占欲とかカケラもねえのかよ」と言わせてしまうほど。こういうすれ違いが結局はいい具合にかみ合っていて、史郎の方がやきもきする展開が本当に楽しいです。
表紙のかわいいコが最後まで泣かされちゃったらどうしよう……と少しの不安があったものの、どちらかというとどこまでもかわいいれんげに振り回されていたのは史郎の方だったような。健気で一途でぽわぽわ、なのになんか色っぽいれんげがかわいくて、個人的に大当たりの本でした。
<オススメ要素>
・遊び人×ピュア一途。
<関連作品>
・電子単話版(お試し読みができます。)
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(感想記事はこちらです)
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