フェロモン探偵 監禁される 丸木文華(著)/相葉キョウコ(イラスト) 【小説感想】

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<登場人物>

 (攻)如月雪也(きさらぎ ゆきや)…本名白松龍一。映の探偵助手。実家はヤクザだが、家業は継いでいない。

 (受)夏川映(なつかわ あきら)…探偵事務所所長。和装。珍妙な人やものを引き寄せる超トラブル体質。


 夏川拓也(なつかわ たくや)…映の兄。雪也の大学時代からの友人。

 蒼井秀一(あおい しゅういち)…映のトラウマ。拓也の高校の同級生。


<あらすじ>

 かつて自分にトラウマを植え付けた蒼井秀一が結婚するという話を聞いた映。しかし、映の兄・拓也によると、秀一は婚約者によって身辺調査をされているようです。
 トラブル体質のおかげで秀一の婚約者とも繋がってしまった映は、真相を確かめるため直接秀一に会いに行きます。


<感想>

 フェロモン探偵シリーズ6作目です。これまでずっとその存在をチラつかせていた映のトラウマの元凶・蒼井秀一とついに直接対決です。

 何も知らないであろう拓也によって、夏川探偵事務所では冒頭から秀一の話題に。どうやら結婚が決まった秀一のことを、婚約者が身辺調査しているらしいのです。

 はじめは考えないようにしていた映でしたが、そこはさすがのトラブル体質。全く関係なさそうだった猫探しの依頼をきっかけに、あれよあれよという間に秀一の婚約者へと繋がっていってしまいます。

 そして映と雪也はそれぞれ秀一との直接対決へ。最初は映、その後に雪也が赴くのですが、これがなかなかに怖かった……。秀一の話すひとことひとことに身構えてしまって、ずっとヒヤヒヤしっぱなしでした。そして映の美少年好きにまでここまでの理由があったとは……これが一番びっくりしました。

 最終的には雪也が撃退してくれたものの、ドロリと残る後味。ですが決して嫌なわけではなく、むしろこの感覚を味わえるとフェロモン探偵シリーズを読んでいる実感が湧きます。

 映と雪也については互いに「心はまるで要塞」と描写されるほどに、相手を知りたい雪也と知られたくない映の攻防があります。ですがそれも互いを強く想っているため。共通の強敵に立ち向かっているのもあってふたりでいるときは甘かったです。意味深なタイトルに不安を覚えつつも、映を監禁したのは雪也だったので安心しました。

 秀一についての問題が解決に向かい、もしかしてこれで終わっちゃうのかな?と途中考えてしまいましたが、最後には新たな爆弾投下で終了。シリーズはまだ続きそうで嬉しいです。


<オススメ要素>

・フェロモン探偵シリーズ6冊目。
・秀一と因縁の対決。


<関連作品>

・電子書籍

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・シリーズ
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