恋人を可愛がる方法 /青山十三 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)鬼塚陣(おにづか じん)…入れ墨彫り師。強面。

 (受)柳浦真澄(やなうら ますみ)…元役員付のハイヤー運転手兼秘書。真面目リーマン。


<あらすじ>

 配属が変わって以前よりも時間ができた柳浦は、新しく買ったゲームに夢中です。隣人で恋人の鬼塚とは半同棲中ではあるものの、仕事が忙しくなってきた鬼塚とはすれ違いが起きはじめていました。


<感想>

 恋する靴屋シリーズに登場していた柳浦さんが主役の、「隣人恋人シリーズ」としては『友達を口説く方法』、『恋人を口説く方法』に続く3冊目です。「恋人を虜にする方法」と「恋人を可愛がる方法」の2つのお話が収録されていました。

 前作まではかなりの激務だった柳浦さん、配属が変わってからは9時―5時になり家にいられる時間が長くなったようです。ところが鬼塚さんの方が忙しくなってしまい、ふたりはちょっとすれ違い……なスタートです。ですがすれ違いといってもすでにできあがっている恋人同士、かわいいやきもちが見られてほっこりしました。

 後半の「恋人を可愛がる方法」では、柳浦さんの従兄妹・真雪ちゃんが登場します。トラブルで泊まる所のなくなってしまった高校生の真雪ちゃんが少しの間柳浦さんの部屋に滞在することになり、恋人なのは隠すことにしたふたりはてんやわんや。

 真雪ちゃんのトラブルをあっという間に解決してしまった柳浦さんはさすが秘書という感じです。表向きはこんなにしっかりした人なのに、鬼塚さんの前では天然炸裂のギャップにやられます。鬼塚さんと触れ合えずにひとり妄想に耽りつつ、途中で我に返る柳浦さんがかわいすぎでした。

 真雪ちゃんがちょっと癖のある性格をしているものの(なかなか友人ができないあたりは柳浦さんと似ている気もします)、彼女から見た柳浦さんのお話が新鮮でもっと聞きたくなってしまいます。柳浦さんは昔から真面目でちょっとズレたお方だったんですね。

 最後の描き下ろしでは、宣言通りヤリ倒してくれていました。柳浦さんは騎乗位でもかわいかったです。それからカバー下には「恋人を虜にする方法」最終回のボツルートが掲載されていました。こちらはこちらで楽しかったです。


<オススメ要素>

・隣人カップル、さらにラブラブに。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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BOOK☆WALKER


・シリーズ
感想記事はこちらです




・恋する靴屋シリーズ






(感想記事はこちらです


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