ガチイキ挑発ナイト 2 /イクヤス 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)里村(さとむら)…企画開発部のエース。松井の恋人。
(受)松井直孝(まつい なおたか)…営業部のエース。28歳。
<あらすじ>
部署は違うものの、同じ会社内で恋人同士の松井と里村。営業部エースの松井でしたが、最近社内での周囲の態度が妙で違和感を感じています。
夜、松井が上に乗って里村を問いただしたところ、松井に部署異動の話が出ていることを白状します。
<感想>
変わらずどこから見ても男前受の松井が表紙を飾り、今回も攻の里村は裏表紙にいらっしゃいました。
前作では短編集の中での表題だった「ガチイキ挑発ナイト」。その続編となる「2」では、まるごと1冊里村×松井が堪能できます。まさかの松井部署異動に始まり、同じ部署になったふたりはさらに社内恋愛な雰囲気が増していったため、お仕事BLとしてもとても楽しかったです。
営業部のエースとして活躍している松井でしたが、本来の希望は里村のいる企画開発部。松井がここまで思いつめていたとはびっくりしたものの、そこには松井がデキる男だったが故の事情があったのには納得でした。それでも松井のために動いてくれた友人たちはなんて優しい……松井の人望を感じます。
そして本当に同じ部署になった松井と里村。仕事優先の松井と、職場恋愛を期待していたのに社内での松井の新たな一面を発見して焦る里村。微妙にすれ違いが生じつつも、ふたりともやることはやってくれるし、それでも仕事をおろそかにしない姿がバランスがとれていてすごくよかったです。
なんでもできてしまう松井にもそれなりの焦りや葛藤があったようで、次第にかわいく見えてきました。それに対し里村の変態性に一切のブレがないのがまた楽しい。その分、里村が一度だけ「普通」を所望した瞬間はぐっときました。
お仕事やふたりの心の距離を描きつつも、それ以外の見所もたくさんでした。(社内)温泉旅行や松井の眼鏡、作業着、さらには「あぶねーデザインのパンツ」まで、お楽しみ満載で忙しかったです。
描き下ろしは5年後のお話でした。意外にも同期公認、当たり前にあのパンツを身につけている松井にニヤニヤしつつ、でも長年の恋人っぽさが感じられるいいラストでした。
<オススメ要素>
・里村×松井のその後。
※紙本の帯に全サ情報がありました。
<全員サービス>
『描き下ろし特製★男前ペーパー』
①82円分の切手
②帯の住所カード(コピー不可)
③記入済みの付属ハガキもしくは便箋
④①~③を封筒に入れ、送料分の切手を貼って応募できます。
応募締切 2019年10月19日(土)当日消印有効
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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(感想記事はこちらです)
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