コミックパーティ ワンダーラブ ２　/山野でこ　【漫画感想】

＜登場人物＞

　（攻）畠雷蔵（はたけ　らいぞう）…ＢＬ漫画家（P.N 雷蔵）。イケメンリア充、作風は鬼闇。

　（受）武内忍（たけうち　しのぶ）…ＢＬ漫画家（P.N TOS）。マスク陰キャ。作風はふわ甘。


＜あらすじ＞

　男のＢＬ漫画家同士の雷蔵とＴＯＳは現在恋人同士。しかしＴＯＳの部屋に不審な手紙が投函されるようになり、相談を受けた雷蔵は犯人をつきとめるためＴＯＳのアパートに向かいます。


＜感想＞

　１巻で惚れ込んだＴＯＳ先生の横顔が表紙で拝めるなんて……！しかも腰チラまでしてくれている大サービスの２巻、ありがとうございます……！！腹チラ（１巻）も好きなんですが腰はさらに大好きなんです、これは嬉しい。

　名実ともに恋人になった２人はＴＯＳ先生が当たり前に雷蔵先生の部屋を訪れているようで、にこにこ笑顔で迎え入れる雷蔵先生の様子にこちらまで嬉しい気持ちになります。

　しかしＴＯＳ先生宅には不審な手紙が届いていて、犯人を捜すためにご近所探索がはじまります。探偵さながらの推理をしてみせる雷蔵先生でしたが、ＴＯＳ先生の周囲は怪しい人だらけ。謎の隣人さんたちや警察官まで登場し、わいわい楽しい雰囲気です。

　事件についてはふわっと解決していき、その合間に詰め込まれた萌が今回かなりパワーアップしていたような。意外にも（？）ＴＯＳ先生が子ども好きだったりしたのをきっかけに雷蔵先生の闇が忍び寄り、そこからＴＯＳ先生の年上男前な表情が見られたりとさすがＢＬ漫画家同士、わかっていらっしゃいます。

　それにしてもこのふたり、お互いのファン同士で付き合っているってすごいことだなあと改めて感じました。特にＴＯＳ先生にとって雷蔵先生は先生そのものが性癖と言い切っているわけで、そんな相手ならどんなにぶっ飛んだ行動に出ようとも否定はできないのはよくわかります。私はそんなＴＯＳ先生が性癖です。

　スパダリと見せかけてめちゃくちゃしてくる雷蔵先生は年下っぽさが増していました。それになんだかんだで流され受け入れるＴＯＳ先生の年上らしさが浮き彫りになるのでもっとやってほしいです。

　描き下ろしではベッドの枕が２つだったため、同棲に向けて一歩前進でしょうか？回想シーンも気になっていたところだったので嬉しかったです。カバー裏では温泉での一幕と、雷蔵先生のフィルターを通したりおと神田君が見られました。


＜オススメ要素＞

・新キャラ多めの続編。


＜関連作品＞

・電子書籍（お試し読みができます。）

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・シリーズ
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・スピンオフ
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