あゆむくん /村上キャンプ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)鴨志田誠(かもしだ まこと)…歩のマネージャー。怒ると関西弁。
(受)及川歩(おいかわ あゆむ)…俳優。役作りがストイック。
(攻)野々宮和夫(ののみや かずお)…ののかず。会社の経理。
(受)夏目基(なつめ もとき)…イケメン俳優。
<あらすじ>
ライバルで友人の基を守るため、わざとマネージャーの鴨志田と恋人宣言したあゆむ。現在では仕事がなくなり、郊外に引っ越してきていました。あゆむを必ず役者として復帰させるつもりの鴨志田でしたが、歩が自分を恋人と見てくれているのかわからず、不安を募らせます。
<感想>
『スクリーン』で強烈な存在感を放っていた基のライバル俳優・及川歩くんとそのマネージャー鴨志田さんのお話でした。和夫と基もいいタイミングで登場してはイチャイチャしてくれます。
前作では役作りに異常なほどストイックで、危なそうなイメージだった歩くん。今回はすでに恋人の立ち位置にいる鴨志田さん視点なことに加え、後半で本当に危ない人が登場してきたのもあって、歩くんの小悪魔ぶりに集中して堪能できました。
鴨志田さんが歩くんにベタ惚れなのは清々しいほどに伝わってくるのに対し、歩くんはといえば、もとが成り行きだったのもあり鴨志田さんへの気持ちが謎です。やることはやっているのに、終わったらなんの情緒もなく離れていくし、鴨志田さんの名前も覚えていなかったり。ショックを受ける鴨志田さんが不憫であるほどに笑いがこみあげてきてしまい、楽しくも申し訳ない気持ちです。
そんな魔性の歩くんの本音は鴨志田さんへの態度からは本当にわからないものの、周囲の人々から少しずつ鴨志田さんに知らされていくという嬉しい展開でした。そうかそんなに好きだったんだ……と明かされていく歩くんの気持ちに萌えも募ります。そこへかなり物騒な事件も重なり、ふたりの絆は磐石なものとなったようです。
最後の描き下ろしがアーニー視点だったのには笑いました。アーニー……なんて羨ましいポジション。それからカバー下あとがきでの裏話にはびっくりです、先生のあゆむくんへのものすごい愛を感じます。
<オススメ要素>
・不憫年上×魔性の俳優。
・『スクリーン』スピンオフ。
<関連作品>
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