＜登場人物＞
（攻）蕪木真白（かぶらぎ ましろ）…大手メーカー開発職。２６歳。
（受）茄子川紫（なすかわ ゆかり）…大学院生。工学研究科博士課程。２６歳。
蓮根浅黄（はすね あさき）…蕪木の友人。茄子川の研究室に派遣されてきた。
＜あらすじ＞
合理的カモフラ婚にはじまり、今では名実共に新婚となった蕪木と茄子川。蜜月を謳歌するふたりでしたが、茄子川の研究室に蕪木の友人・蓮根が派遣されてきます。蓮根に対して異常に警戒心を見せる蕪木。茄子川に対し、自分たちが結婚していることは蓮根には黙っておいてほしいと告げます。
＜感想＞
世話焼きの蕪木とぽわぽわの茄子川が本当の新婚さんとなり、1巻の時点でかなりラブラブだったと思うのですが、２巻ではさらにパワーアップしていました。強烈な当て馬の登場にもかかわらず、ふたりの仲は甘いしブレない。ベッドのかぶなす枕も活躍していてかわいかったです。最初から最後までずっと楽しい続編でした。
今回からの登場となる蓮根がかなり癖のあるお方で、蕪木があまりにも警戒するので一体何を抱えているのかとヒヤヒヤしました。結果蓮根はまるで茄子川に惚れるためのような性癖をお持ちで、これでは蕪木も気が気ではなくなるのがよくわかりました。
茄子川のピンチに駆けつけた蕪木はタイミングもバッチリでかっこよかったです。本気で怒っているのもほどよく怖くてゾクゾクしました。そしてあまりの迫力に蓮根の心配をしてしまいました。
蕪木がどんなに茄子川のことを想って行動していても、それを絶妙に勘違いしてしまいおもしろい方向に走ってしまうのが茄子川。蕪木のことが好きすぎるのも一因かと思われ、それ故に茄子川が蓮根に啖呵を切ったシーンはもうかわいくて仕方なかったです。
蓮根についても、自分と同類だと思っていた友人がいつのまにか伴侶を得て変わっていたら、恋愛感情はなくとも複雑な心境になるのは理解できます。今後蓮根救済の展開はあるでしょうか？かなり厄介そうな人ではありますが、どうにも憎めません。
描き下ろしは番外編が２つで、どちらも甘くて幸せいっぱいでした。カバー下は「まだ両片思いだった頃」１と２で、『新婚さん！』の京介と宝、それからてつも１コマ登場しています。
＜オススメ要素＞
・シリーズ続編。
・さらなる合理的新婚さん。
＜関連作品＞
・電子書籍（お試し読みができます。）
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(感想記事はこちらです）
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