そんなに言うなら抱いてやる３　/にやま　【漫画感想】

にやま

2024.12.30

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そんなに言うなら抱いてやる（3）

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にやま竹書房 2024年08月30日

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＜登場人物＞

（攻）裏川忍（うらかわ　しのぶ）…総務部ヒラ社員。夜は男たらし。

（受）表屋ヒカル（おもてや　ひかる）…営業部エース。あだ名が「プリンス」の純情ナルシスト。

王生旺佑（いくるみ　おうすけ）…営業部スーパーエース。あだ名は「キング」。ヒカルが敬愛する先輩。

＜あらすじ＞

　ヒカルの尊敬する上司・王生が海外赴任から帰還。王生を「旺佑さん」と呼び、もらったプレゼントを喜んで身に着けるヒカル。そんなヒカルを見た忍は、ヒカルを強引に社内のトイレに連れ込みます。

＜感想＞

　プリンスの先輩がキングだったとは。なんて素敵な会社なんでしょう。二人の邂逅を囲む社員の皆様、どうか私も仲間に入れてください。

　カバー下でも王の風格抜群の王生さん。ナルシストの表屋さんですら尊敬の眼差しを向ける相手が現れては、やはり裏川さんも動揺を隠しきれない様子。裏川さんの貴重な嫉妬シーンが見られて嬉しいです。

　でもこれってキングくらいのお方でないと裏川さんを揺さぶることはできないってことですよね。恐るべしニンニン。キング相手に切る啖呵も本当にかっこよかった……余裕がないと言いつつ、このかっこよさが崩れないところが最高に萌えます。王生さんもキャラは濃いけど悪い人ではなくて安心しました。

　そういえばこちらのふたりははっきりとは気持ちを言葉にしない人達だったのを思い出しました。それで通じ合っている感じも大変に良かったのですが、今回王生さんのスパイスがかなり効いたおかげか、かわいいかわいい告白が拝めました。言葉にするって大事なんですね、あまりの萌に天を仰ぎました。

　続く描き下ろしで照れる裏川さんがかわいいのなんの。その頃の王生さんも期待を裏切らない展開で笑いました。ぜひバーの常連さんになってマスターやツインズと仲良くやっていってほしいです。