双獣姦獄 西野花(著)/石田要(イラスト) 【小説感想】

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<登場人物>

 (攻)天牙(てんが)…プレイロイド。黒髪に逞しい顔立ち。見た目は30代前半くらい。

 (攻)薫(かおる)…プレイロイド。アイドルスターのような容姿。

 (受)緋乃葵(ひの あおい)…緋乃インダストリー副社長。23歳。


 緋乃蒼志(ひの そうし)…葵の兄。6年前に事故で亡くなった。


<あらすじ>

 葵が副社長を務める緋乃インダストリーはバイオ技術で名を馳せた一大企業ですが、性欲処理を目的とした義体「プレイロイド」の開発もしています。
 社長である葵の父親がプレイロイドの研究に没頭することをよく思っていない葵。そこへ、プレイロイドの中でもBEASTと呼ばれる過激なタイプが事故を起こしたとして2体回収されてきます。その2体のプレイロイド・天牙と薫は、葵の父の命令だと言って葵をさらい、監禁してしまいます


<感想>

 性欲処理用のアンドロイド、「プレイロイド」の天牙と薫が攻です。このふたりはBEASTと呼ばれ、プレイロイドの中でも過激なタイプらしいです。そんなふたりをひとりで相手にすることになった葵。それはもうすごいことになります。

 めくるめく肌色シーンを挟みながらも、少しずつ葵の過去についての回想が入ります。葵は6年前に事故で兄の蒼志を亡くしているのですが、葵と蒼志は生前、兄弟ながら相思相愛の関係にありました。葵の父が没頭しているプレイロイドの研究は実は蒼志の意志を引き継いだものだったため、天牙と薫にもどこか蒼志の面影があります。

 蒼志と天牙と薫の関係については中盤で明らかになり、葵はふたりと心を通わせます。そして監禁されていた場所を出て帰ることになるのですが、そこからもうひと悶着ありました。誘拐されてしまった葵が知る真実が、私にとってはそれはもう予想外なものだったんです。

 西野先生の御本は肌色メイン、という気持ちで読んでいたので、ここにきてのどんでん返しに本当にびっくりしました。理屈については何度か確認してしまいましたが、結果葵がここまで天牙と薫と渡り合えたことの理由がわかり、もう一度最初から読み返したくなりました。

 肌色だけでは終わらない、そこに理由のあるストーリーが大変おもしろかったです。


<オススメ要素>

・プレイロイドとの過激で愛のある3P。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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