禁断の感度 西野花(著)/秋久テオ(イラスト) 【小説感想】
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<登場人物>
(攻)一ノ塚政親(いちのづか まさちか)…三冬の実父。一ノ塚総合病院の院長。
(攻)一ノ塚衛(いちのづか まもる)…三冬の異母兄。一ノ塚家の長男。
(攻)一ノ塚颯介(いちのづか そうすけ)…三冬の異母弟。一ノ塚家の次男。
(攻)理人(りひと)…三冬の母方の従兄弟。三冬の面倒を見てくれている。
(受)三冬(みふゆ)…DTPデザイナー。
<あらすじ>
実の父親に犯され、それに快感を覚えてしまったことがトラウマとなり、人との接触に過敏に反応するようになってしまった三冬。父のいる家から逃げ出し、時々理人に面倒を見てもらいながら静かに暮らしていました。
ところが、仕事のため電車に乗っていた三冬は痴漢にあってしまいます。それを助けてくれたのは偶然乗り合わせていた義母兄の衛。三冬は衛から逃げようとしますが、父と異母弟のいる家に連れ戻されてしまいます。
<感想>
ガチ兄弟従兄弟は大歓迎なんですが、親子ものだけは苦手意識があります。ですが西野先生の5Pは読みたい、という考えから思い切って手に取ってみました。すると最初は三冬と政親の親子っぽい関係が希薄なせいか、するすると読めました。「お父さんと呼びなさい」という台詞がむしろ萌えます。
三冬の母親は政親の愛人だったそうで、彼女が亡くなってしまった後、三冬は政親に抱かれてしまいます。物語の冒頭から実夫との絡みシーンになりますので、地雷のある方は電子版などでのお試し読みをおすすめします。言葉では嫌がる三冬を無理矢理、なシーンではありますが、三冬の体質もあって痛々しい感じではないと思います。
高校3年生だった三冬はその後父の元から逃げ出し、現在はほぼ在宅でできるウェブデザイナーの仕事をしながらひとりで静かに暮らしています。
しかし三冬は仕事の打ち合わせのため電車に乗った際に痴漢にあってしまいます。異母兄の衛が助けてくれますが、そのまま一ノ塚家へと連れ戻されてしまいます。
家には政親と衛の他に異母弟の颯介もいて、三冬は3人に政親に抱かれてから人との接触に過敏になってしまい、感じやすい身体を持て余していたことを見抜かれてしまいます。
そうして三冬は血のつながりのある3人によってたかって抱かれてしまうわけですが、敏感な身体に対して心はすぐには落ちません。これはいけないことだという認識を捨てずに、自分のアパートに帰って仕事もこなします。
そんな三冬にあんなことやこんなことをしてくる親兄弟達ですが、家でみんなで食事をしたり、昔三冬が大事にしていた木を今も大切にしていてくれたりとセックス以外でも三冬の気持ちに揺さぶりをかけてきます。三冬にとっては家族と呼べるのは母方の従兄弟・理人だけでしたが、次第に心が傾き、一ノ塚の家に戻る決意をします。
その時三冬は理人にだけは綺麗な場所にいてほしいと突き放すような態度を取りますが、三冬に気持ちのあった理人は最終的に一ノ塚の人達と共に三冬を抱く側で参戦。親兄弟従兄弟が入り乱れる5Pへ突入です。
最後は5人もいらっしゃるのにそれぞれの存在感は誰も消えていないという圧巻の肌色シーン。おまけにここまで人数がいらっしゃると、自分の地雷などはどうでもよくなっていました。またひとつ萌の幅を広げていただいた、ありがたい作品です。
<オススメ要素>
・親兄弟従兄弟との近親5P。
・目隠し、軽めの緊縛、尿道責めなどプレイも多彩。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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