処女神、獣たちに堕とされる 西野花(著)/國沢智(イラスト) 【小説感想】

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<登場人物>

 (攻)凰牙(おうが)…藍良の眷属。火竜族。赤褐色の髪に青い瞳。

 (攻)久狼(くろう)…藍良の眷属。狼の獣人。銀髪褐色肌。

 (攻)ローガン…人の王。38歳。

 (受)藍良(あいら)…海の神。群青色の長髪。


<あらすじ>

 老海神シャガリアから海を任されている若い神・藍良は、将来はシャガリアへ嫁ぐために純潔を守って暮らしています。
 しかし花嫁になる日が近づくにつれ、淫夢を見るようになった藍良。そのことを眷属の凰牙と久狼に打ち明けると、ふたりの様子が急変してしまいます。


<感想>

 基本は凰牙、久狼、藍良の3P、ときどき人間代表のローガンが加わって4Pになります。気持ちの上では藍良が生まれたときから一緒の3人が確固たる絆を結んでいて、そこへ人間のローガンが混ぜてもらっている、という構図に見えます。

 このローガンが意外とインパクトのある人でした。「まだほんの千年にも満たない若い神」と称される藍良に対し、人間のローガン(38)はおそらくオヤジ枠。はじめのうちは人間が神に手を出すなど恐れ多いといって挿入ナシだったのですが、その後のモブ姦のドサクサに紛れて本懐を遂げていました。

 その後危険を冒してまで藍良たちを助けてくれたローガンは実はとってもいい人という印象です。おかげで3人の仲間に入れてもらえます。人間とは寿命の違う人外の3人にとってはローガンのことってほんの一瞬で、だから許してくれたのかなと考えたりもしましたが、ここは純粋に4人で仲良くできてよかったねと思えました。

 処女神が獣たちに堕とされるのには老海神シャガリアの餌にさせないため、という事情があり、処女を失った藍良が怒りのシャガリアに襲われるシーンがあります。このシャガリア様、お姿が触手さんでした。しかも吸盤付き。さすが海神、ありがとうございます。

 そこからさらにシャガリアの眷属たち(姿は人間)によるモブ姦が続きます。媚薬に筆に謎の台……神々の御戯れは非常に刺激が強かったです(ここでの神は藍良だけですが)。

 淫蕩な神さまたちの戯れをのぞき見してしまったような、刺激的なファンタジーでした。


<オススメ要素>

・竜人・獣人・人間×美しい海の神。


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『アラフォー男第3弾SS特大ペーパー』
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作家(敬称略):いおかいつき、西野花、バーバラ片桐
締切:2019年10月31日 当日消印有効


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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