<登場人物>
(攻)カミロ…タバコ屋。オープンなバイ。
(受)テオ…酒屋。あまり酒が飲めないことを隠している。
<あらすじ>
テオは酒屋、カミロはタバコ屋の家業を継ぎ、お向かい同士で店を営んでいます。赤ん坊の頃から一緒のふたりですが、高校卒業のあたりからカミロの気持ちが自分に向いていることに気づいてしまったテオ。ずっとはぐらかしてきたテオですが、ついにカミロに告白されてしまい、ふたりはお試しで付き合うことになります。
<感想>
まず雰囲気がとても素敵でした。毎年恒例のブドウ収穫祭、おしゃれな街並み(最初のカラーページが非常に美しいです)、夜には蛍が舞う落ち着いた空気感です。おいしそうなお酒とタバコのいい香りが今にも漂ってきそうでした。
そんな本当にどこかにありそうな街で、お向かい同士で店を構える幼馴染のテオとカミロ。テオは酒屋なのにお酒があまり飲めないことを周囲に隠していて、それをカミロだけが知っています。
友人のディエゴに唆され、収穫祭で開催される利き酒大会に出ることになってしまったテオ。大会に向け、夜にカミロと飲みの特訓をすることになります。
さらに昔からテオのことが好きだったカミロはついにテオに告白し、お試しで付き合うことになったふたり。カミロが軽い感じを装いながらもそれはもう情熱的にテオに迫るのですが、ふたりの距離は意外にも穏やかに縮みます。
最後にテオがようやく素直になってくれたときのカミロの喜ぶ姿が、派手ではないのに心にじんわり沁みました。彼が本当に本気だったことが表情や言葉からにじみ出ていて、よかったね……とこちらが嬉しくなりました。
同じ街で暮らしているテオとカミロの友人達も皆とてもいい人達でした。特に、口は悪いですが察しが良くて優しいディエゴ。マリノに抱きつかれても嫌がらない様子が、ものすごくいい男に見えて大好きになってしまいました。
それからマリノのこともとても気になっています。あんなに気の利いたプレゼントをくれるお方ですし、彼にも素敵な恋人ができたらいいな、と密かに願っています。
<オススメ要素>
・幼馴染同士の穏やかに進む恋愛。
・おしゃれな街並みと、醸し出される素敵な雰囲気。
※紙本の帯に全プレ情報がありました。
<応募者全員プレゼント>
『描き下ろしペーパーセット』
①「リカー&シガレット」帯の応募券
②雑誌「リンクス7月号」(2018年6月9日発売)の応募台紙に応募券を添付
③82円切手
①~③を封筒に入れて郵便で応募できます(宛先と詳細は雑誌に記載)。
応募締切 2018年8月9日(木)必着
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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