drap 2018年6月号 【雑誌感想】

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<収録内容>
(出版社HPより引用しています。)

<表紙> 神田猫

<ピンナップ> 高久尚子

<漫画>
トビワシオ「据え膳喰らうは男のタチ 第1話」(巻頭カラー)
藤谷陽子「運命は迷子 第1話」(センターカラー)
熊猫「未来人にカンパイ 前編」(センターカラー)
嶋二「みだらな猫は爪を隠す 第1話」
篠崎マイ「好奇心は理性を殺す 最終話」
神田猫「好奇心は何色に輝く? 番外編」
文日野ユミ「お兄ちゃんはアリス君に弱い 最終話」
暮「よつもじ。~今日も、明日も~」
佐倉リコ「一ノ瀬くんはいつも言いなり。第4話」
いさき李果「彼はそれすら知らない 前編」
吉尾アキラ「叶わぬ恋の結び方 第4話」
葛井美鳥「続・忘れられない男 第2話」
大島かもめ「チキンハートセレナーデ 第5話」
白松「宇津井くんがシてくれない 第1話」
ぱんこ。「巡りあわせと恋の罠 第2話」
凡乃ヌイス「ひねくれものに愛されて 後編」
藤生「マザーファッカーズ」

<応募者全員サービス>
・dCDX&雑誌連動 嶋二デビュー10周年記念オールキャラ描き下ろしマンガ冊子
・雑誌単独 高久尚子「クリアファイル&描き下ろしペーパー」セット
・雑誌単独 「箔押しサイン入り複製原画セット」神田猫/嶋二/天禅桃子/ひなこ/萌木ゆう/山田2丁目

<応募者全員プレゼント>
・雑誌単独 「drap特製トランプセット【10】」大島かもめ/篠崎マイ/白松/日塔てい
・dCDX&雑誌連動 藤谷陽子「ロマンチックポルノ」描き下ろし8Pマンガ冊子
・dCDX&雑誌連動 三尾じゅん太「秘恋」描き下ろし8Pマンガ冊子
・dCDX&雑誌連動 赤星ジェイク「ピンクのぽっちを隠したいだけ」描き下ろし8Pマンガ冊子
・dCDX&雑誌連動 七ノ日「インサイドセックス」描き下ろし8Pマンガ冊子



<感想>

 久しぶりにdrapを購入しました。全サ全プレが盛りだくさんで、目当ての作品の応募要項の場所と応募忘れ防止のため、drapはいつも付箋だらけになります。なので他の雑誌と紛れてしまっても案外見つけやすかったりします。
 以下、気になった作品の感想です。



『据え膳喰らうは男のタチ』 トビワシオ

 バーで「俺もう枯れちゃったのかも」と呟く営業一課の世良は、少し前からバーで働いている遼に興味を持ちます。25歳にして女を骨抜きにするテクを持つと噂の遼。謎の多い遼を追い回した世良は、そのしつこさに怒った遼に襲われてしまいます。

 遼はちょっと脅すくらいのつもりだったようですが、乱暴に押し倒されてもノリノリの世良に煽られ最後まで致してしまいます。さすがに懲りただろ、と思った遼でしたが、当の世良は「こんなのはじめてだ」「君のことがもっと知りたい」とキラキラの笑顔。遼の激しく嫌そうな顔がおもしろかったです。



『よつもじ。~今日も、明日も~』 暮

 drapのHPで連載中の作品の第1話特別掲載だそうです。小説家×編集者のおじさん同士のお話なんですが、これが短いのにとてもよかったです。おじさん萌はまだ自分には早いかな、と思っていたんですがついに開眼のときがやってきたかもしれません。

 小説家の岡村さんが、作中で告白された女性のセリフが思い浮かばずに煮詰まっているため、恋人の中井さんにロールプレイを頼みます。

 作中の男(のセリフを読むのは岡村さん)からの告白に答える中井さん。手をにぎり、煙草を燻らせながら口にしたセリフが凄すぎました。あまりの破壊力に読んでいるこちらが萌死ぬかと思いました。



『チキンハートセレナーデ』 大島かもめ

 ここまでのお話を読めていないので詳しい事情はわからないのですが、キャラクターそれぞれの表情が印象的な作品でした。基本無表情な松根に対し、断りを入れられてしまったお見合い相手の女性の笑顔や泣き顔が切なかったです。

 そして松根は結婚をやめたその足でまっすぐ倉橋のもとへ。ですがここまでの告白を受けても、思わずはぐらかしてしまった倉橋。「怖い」という倉橋の目がとてもインパクトがありました。それでも「信じろ」という松根が、今までの無表情を返上するかのように情熱的な横顔を見せてくれます。あまりお目にかかったことのない大人な雰囲気が新鮮でした。



<次号予告>

 次号drap7月号は、2018年5月31日(木)発売。
 表紙は萌木ゆう先生、新たに全サが1つ、全プレが3つ追加されるそうです。





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