壁穴ヘブンホール /中川リィナ 【漫画感想】

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『壁穴ヘブンホール』(表題作)

<登場人物>

 (攻)室井裕也(むろい ゆうや)…大学生。拓海の弟。

 (受)室井拓海(むろい たくみ)…会社員。部長。裕也の兄。26歳。


<あらすじ>

 優秀な兄・拓海と比較されてストレスを感じていた弟の裕也。いつからか立派な下半身を持つ男を犯すことに快感を覚え、壁尻専門店の常連になっていました。そこでお気に入りだった「タク」の手首に、兄と同じホクロを発見し……。


<感想>

 表紙からはなんともアダルトでダークな印象を受けていましたが、中身は想像よりはライトな雰囲気で楽しく読めました。それにしても裏表紙のインパクトが凄かったです。これは表紙以上かもしれません。

 壁からお尻だけを出した状態で客を取る風俗店・壁尻♂専門店。体勢はいろいろ変えられるらしく、下半身全部が出ていたり尻とは別の壁穴から手首が見えていたりすることも。壁は完全防音なため声は聞こえないようで、これ幸いと尻に話しかけるお客さんの姿もとてもシュール。こういうナチュラルな変態さん、私は大好きです。

 お気に入りの壁尻が兄だとは知らずに通っていた裕也。手首のホクロから壁尻の「タク」が拓海だとつきとめたのはいいものの、当のお兄ちゃんはあっけらかんとしたものでした。むしろ弟に壁尻姿で犯されていたという状況に興奮を隠せないご様子。そして変態兄弟の同棲が始まります。

 後半は店を辞めた拓海と裕也が壁尻以上の羞恥プレイを模索する日々。拓海の会社の部下・柴谷(ドM)もいい味出してました。

 それからいろんな下着だったりお道具だったりを試してもピンとこなかったのに、拓海にとっての一番の羞恥プレイとなった体位というのが壁尻時代が活かされていてなるほどと頷けました。

 描き下ろしはお兄ちゃんの誕生日祝いでした。知らずにドSっぷりを発揮していた裕也に、家族以上に恋人、との柴谷の言葉がなんかよかったです。なにげに裕也と柴谷が仲良くしているのが微笑ましいです。



『教えてショタコンせんせ!』

<登場人物>

 (攻)高見美優(たかみ みゆう)…10年前の早坂の教え子。18歳。

 (受)早坂(はやさか)…家庭教師。ショタコン。29歳。


<あらすじ>

 10才以下の男の子にしか興味のない早坂は、生徒も選り好みして家庭教師をしています。そこへ10年前の教え子・美優が突然早坂の自宅に押しかけてきます。


<感想>

 小学生のときに家庭教師の早坂に勉強を教えてもらい、恋をしたという美優。10歳若返ってから来いという早坂にも全くめげないどころか、弱みを握って早坂を脅してきます。

 美優のあまりのギャップに早坂が気絶してしまったため、本番はお預けとなったふたり。美優は今でも十分かわいいので、早坂が落ちるのも時間の問題に見えます。がっつり復讐される早坂も見てみたかったです。



<オススメ要素>

・ライトなノリの壁尻。



<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

Renta!/
BookLive!/
ひかりTVブック/
コミックシーモア/
eBookJapan/
BOOK☆WALKER


・シリーズ
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