<登場人物>
飯田夏美(いいだ なつみ)…荒事専門の何でも屋。大柄。20代。浅倉啓悟(あさくら けいご)…後天的な「犬」の魔女。条和会会長の息子。20歳。
<あらすじ>
魔女の心臓を持つ啓悟は「犬」と呼ばれる化け物に狙われ、育ての親が会長を務める組が襲撃を受けます。ひとりで追手と対峙していたところを、荒事専門の何でも屋・夏美に助けられた啓悟。悪魔のような夏美に希望を見た啓悟は、自分の命を対価に夏美を雇い、復讐に乗り出します。
<感想>
『魔女と猫』でヒール役だった夏美と啓悟の馴れ初め編でした。過去のお話なので須藤×寿一は登場せず、こちらからでも楽しめるようになっていました。前作での登場時からただならぬ事情を匂わせていた夏美と啓悟ですが、やはり容赦のない壮絶さ。なかなかにバイオレンスな展開が続きつつも、将来のふたりの姿を知っているおかげでBL的な面では安心して読めました。初心な啓悟が夏美にキレるたび、このあとあんなにベッタベタの運命共同体になるのに……と思えてきてニヤニヤしてしまいます。
あと夏美がこの時点から強いのがとても良い。さすがの狂犬。誰かが啓悟の名前を口にしただけで手が出る夏美の番犬っぽさ(未来の姿)が大好きだったので、もとからこんな感じだったのがわかって本当にたまらないです。
抗争の行方や夏美の過去についてはこれから明かされていくのでしょうか。本契約を前にすごくいいところで続いているので、この後が楽しみでなりません。
<オススメ>
・狂犬×後天的な「犬」の魔女。・『魔女と猫』前日譚。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)ブックライブ【電子限定かきおろし漫画2P付】/
Renta!【電子限定かきおろし漫画2P付】/
コミックシーモア【電子限定かきおろし漫画2P付】/
ebookjapan【電子限定かきおろし漫画2P付】/
BOOK☆WALKER【電子限定かきおろし漫画2P付】
・シリーズ
魔女と猫 /黒井よだか 【漫画感想】
コメント