バリタチ天使に抱かれるお仕事 /梶原伊緒 【漫画感想】
記事内に広告が含まれています。
<登場人物>
(攻)由紀(ゆき)…新人ゲイビ男優。天使のようにかわいい。
(受)辰巳(たつみ)…田舎の漁師。ゴツい。
<あらすじ>
漁獲量が不調だった田舎の漁師・辰巳は、出稼ぎのため無一文で東京にやってきます。高自給のバイトにつられて面接に向かう途中、かわいい女の子から助けてほしいと頼まれた辰巳。ふたりで逃げ込んだ場所は怪しい倉庫、そこで態度が豹変した女の子……だと思っていた相手は実は男。迫られた辰巳はその場でキスをされてしまいます。
<感想>
タイトルの通り表紙のかわいい天使・由紀が攻、がっちり漁師の辰巳さんが受です。漁獲量がふるわずに出稼ぎのために田舎から出てきた辰巳さん、時々飛び出す方言には脚注がつくほどです。これって東北弁でしょうか?「めんげえ」とか「だべ」という語尾が私にとっては懐かしい響きで、すべて脚注なしで意味がわかってしまったので出だしから親近感を覚えました。
明らかに怪しい高自給バイトにきちんとした履歴書を送っていた、真面目だけれど危なっかしいところのある辰巳さん。由紀にまんまと嵌められ、そのまま地獄の即勤ゲイビデビューとなります。漁船で鍛えたイイ体をお持ちの辰巳さん、かわいかったです。
毎話ごとの濃厚な絡みを挟みながら、しっかり開発されていく辰巳さん。身体の方は着実に由紀におちていくのに、自分ものになってほしいと迫る由紀に対して簡単には頷いてくれません。
次第に由紀の方にもただならぬ事情があることが明らかになり、これが意外とシリアスでびっくりしました。おかげで辰巳さんが由紀に振り向いてくれたようなんですが、紙本はそこで終わってしまいました。電子で続きが連載中のようです。続編も紙になってほしい……!
紙本での修正は輪郭もわからないくらいの真っ白全消しなんですが、絡みシーンのバリエーションが豊富なのとキャラの身体と表情がしっかり描かれているので満足度は高かったです。
それから撮影スタッフさんたちが個性豊かで楽しかったです。食えない雰囲気の監督、カメラとマイクのふたりはバランスが絶妙で気に入っています。
描き下ろしでは、髪をセットする辰巳さんとふわふわ綿菓子みたいな髪の由紀が仲良くイチャついてます。シリアスめな6話の後だったのでこちらでほのぼの癒されました。
<オススメ要素>
・バリタチ天使×ド田舎漁師、同居しながらゲイビデビュー。
<関連作品>
・電子版(お試し読みができます。)
BookLive!/
Renta!/
ひかりTVブック/
コミックシーモア/
eBookJapan/
BOOK☆WALKER
・続編
(感想記事はこちらです)
コメント