魔王イブロギアに身を捧げよ ５ 小冊子付特装版　/梶原伊緒　【漫画感想】

＜登場人物＞

　（攻）イブロギア…イブ。ゲーム世界のラスボス。まだ覚醒前で見た目は幼い。

　（受）牛頭利晃（ごず　としあき）…ゴズ。社会のはぐれ者。転生してゲーム世界のモブに。


＜あらすじ＞

　泉で聖女を待つユニコーンに出会ったイブとゴズは、少しでも情報を得ようとユニコーンを問い詰めます。ついでに追い出せないか画策するゴズでしたが、妄想を拗らせていて手強いユニコーン。深追いはしないと決めたゴズは、イブとのイチャつきを見せつけることにします。


＜感想＞

　単行本５巻には、２５～３０話と描き下ろし（２９話外伝）が収録されていました。処女厨のユニコーンに悪戦苦闘（？）しながらも、諦めてイチャつき出した途端に本来の目的にたどり着いてしまうイブくんとゴズさん。奇跡のようなふたりからもうずっと目が離せずにいます。

　イブくんとゴズさんのこれまでの行動が、既定のシナリオに影響を及ぼしているのがはっきりしてきた雰囲気です。街の様子や宝珠の扱いがゴズさんの記憶とずれてきている様子から、勇者側にもいよいよ変化が訪れているのではと期待が高まります。

　闘技大会でのイブくんとゴズさんがもうまさにこのふたり、という感じでめちゃくちゃ笑いました。イブくん強い。そしてファンとしてのゴズさんも強かった。観客席からの応援が「抱いてーーッ‼」な受が今まで存在したでしょうか。壮大なライブでした。もっと見たかったです。

　最後はまだ幼いはずのイブくんの、魔王としての覚悟を見せていただけました。しっとりしたところで次巻へと続いていますが、描き下ろしが「ライブ終了後」のお話で再び爆笑。カテルさんのツッコミも冴えてました。



『特装版小冊子』

　特装版小冊子には描きおろし漫画「２６話外伝」、５巻単行本表紙ラフ①～③が収録されていました。

　２６話のおふたりの絡みの続きが拝めるありがたい小冊子でした。イブくんがちっちゃくてかわいい攻であるが故に「できないこと」がこんなに萌えるとは。ゴズさんもこの体格差を楽しんでいらっしゃるんじゃないでしょうか。

　未公開の表紙ラフもどれも素敵でした。個人的には③が超絶かわいくてお気に入りです。



＜オススメ＞

・覚醒前のかわいい魔王×ガタイのいいドMモブ。



＜関連作品＞

・電子書籍（お試し読みができます。）

ブックライブ【小冊子付特装版】/
Renta!【小冊子付特装版】/
コミックシーモア【小冊子付特装版】/
ebookjapan【小冊子付特装版】/
BOOK☆WALKER【小冊子付特装版】


・通常版


・シリーズ
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