魔王イブロギアに身を捧げよ ４ 小冊子付特装版　/梶原伊緒　【漫画感想】

＜登場人物＞

　（攻）イブロギア…イブ。ゲーム世界のラスボス。まだ覚醒前で見た目は幼い。

　（受）牛頭利晃（ごず　としあき）…ゴズ。社会のはぐれ者。転生してゲーム世界のモブに。


＜あらすじ＞

　仲直りしたイブとゴズは、町を出るためオディゴスの隙をうかがいます。学院での実技試験中、カロンの力が暴走し町の結界が壊滅。その原因にイブの魔力がかかわっていると知ったオディゴスは、イブの正体に気付きはじめます。


＜感想＞

　単行本４巻には、１９～２４話と描き下ろし（２０話外伝）が収録されていました。仲直り直後のイブくんとゴズさんは、絡みシーンでも心の距離が近くなっているのがわかって素敵です。ふたりがラブラブでいることが周囲にも良い影響を与えている……ように見えてきて、決まっていたはずのゲームのシナリオが変化しつつあるのかな？という感じがしてきました。

　必死でイブくんを守ろうとするゴズさんと、ゴズさんのためなら自分の強さを隠さなくなってきたイブくんがかっこいいです。何かとわきが甘いイブくんですが、いざとなればどうにかできる力があることの現れでもあったんだと思い知らされました。そしてそれを大喜びで受け入れるゴズさんも変態度が増してて大変良かったです。

　壮大に完結した「オディゴス編」に続き、はやくも新章に突入、なかなかに濃そうな新キャラも登場していました。ゴズさんも文字を習得して進化してる様子ですし、この世界の核心にせまる展開を予感させる幕引きでした。



『特装版小冊子』

　特装版小冊子には描きおろし漫画「１９話外伝」、４巻表紙ラフ①～③が収録されていました。

　本編の描き下ろしでは記憶のないゴズさんがイブくんがしてくれたことを想ってテレていらっしゃいましたが、こちらの小冊子でそのときの「ヒミツの後処理事情」（帯より）を知ることができます。ゴズさんの想像はだいたい合っていたようで、それを忠実に実行しているイブくんの姿は見ているこちらが照れてしまうほどに一生懸命でかわいいです。そしてなんかエロい。ゴズさん愛されてますね。

　それから表紙ラフがどれもすごかったです。これが非公開だったなんてもったいない……！いいもの見せていただきました。



＜オススメ＞

・覚醒前のかわいい魔王×ガタイのいいドMモブ。


＜関連作品＞

・電子書籍（お試し読みができます。）

BookLive!【小冊子付特装版】/
Renta!【小冊子付特装版】/
コミックシーモア【小冊子付特装版】/
ebookjapan【小冊子付特装版】/
BOOK☆WALKER【小冊子付特装版】


・通常版


・シリーズ
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