無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です 5 夜光花(著)/サマミヤアカザ(イラスト) 【小説感想】

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<登場人物>

(攻)シュルツ・ホールトン…サーレント帝国騎士。皇太子専属護衛。侯爵家長男。27歳。

(受)リドリー・ファビエル…アンティブル王国宰相。帝国の皇子と身体が入れ替わっている。22歳。

 

<あらすじ>

 皇太子になったリドリーを、いよいよ本気で失墜させにきた皇帝。正念場だと感じたリドリーは、まずは婚約者の決定に取り掛かります。

 

<感想>

 シリーズ5作目、外国のお姫様方からも心配されるほどに皇帝とリドリーの対立は激しくなる一方です。巻き込まれた人々が味方になるのか、それともフェードアウトなのかもシリーズの楽しみのひとつになってきました。

 今回特におもしろいなと感じたのが、リドリーの帝国に対する気持ちが少しずつ変わってきていたこと。皇子と入れ替わったばかりの頃はとにかく自分の身を守るため、あわよくば帝国の弱体化を目論んで行動していたリドリー。それが味方が増え皇太子まで上り詰めたところで、帝国や国の人々に情が湧いてきているのが人間味を感じてとても良いです。

 リドリーの婚約者についてもずっと驚きっぱなしでした。お姫様方がどちらも個性があってお気に入りだったのですが、リドリーの最終的な決断には納得しかありません。そうか…そうくるのか……と激しく頷いております。

 すべての謎が解けたときにリドリーがどういった選択をするのか、その時にシュルツがどうなってしまうのかを考えては期待と不安でドキドキしています。そして本格的に頭角を現してきたマッド。自分の身体ではないとはいえリドリーがマッドに「褒美」を与えてしまったのは驚きましたが、これがけっこう萌えました。シュルツを思うとかわいそうに感じるものの、マッドもやはり隅に置けないお方です。

 

<オススメ>

・シリーズ5冊目。
・護衛騎士×皇太子(中身は敵国の宰相)。

 

<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

ブックライブ/
Renta!/
ebookjapan/
DMMブックス

 
・シリーズ
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