蟷螂の檻 4 /彩景でりこ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)深山典彦(みやま のりひこ)…當間家の使用人。
(受)當間育郎(とうま いくろう)…當間家の表向きの当主。
西浦健一(にしうら けんいち)…當間家の使用人。蘭蔵の世話係。
當間蘭蔵(とうま らんぞう)…育郎の兄。當間家の遺産相続人。妾の子。
<あらすじ>
本多への接待の後、典彦の独占欲のままに抱かれ続けた育郎。育郎は典彦を拒絶しますが、教え込まれた身体が思うようになりません。
その一方で、育郎の接待を見せられた妻のさち子は、育郎の味方を増やしたいという思いから蘭蔵のもとを訪れます。
<感想>
これまでも衝撃が続いていたシリーズ、4巻もさらなる衝撃が待っていました。典彦が一体どういう心境でいるのかを考えたこともありましたが、理解できる日はこない気がしてきました。
清々しいほどに典彦の手に堕ちていってしまう育郎。艶かしいとはこういうときにつかう言葉なのだと知りました。
しかし育郎をこのままにはしておけないと立ち上がってくれたのがさち子。迫りくる典彦の魔の手にも屈さず蘭蔵のところへ通います。健一は毒牙にかかってしまいましたが、どうにか踏みとどまって……はいないでしょうか。
このさち子や健一のがんばりが功を奏し(と私は信じたい)、最後に育郎を踏みとどまらせた(?)のが蘭蔵でした。この蘭蔵の行動が本当に育郎の救いになったのかは今後の展開次第なのかと思われますが、典彦がここで終わるような人間だとは思えません。
まだまだ典彦に絡め取られていく育郎の姿を見たい気持ちもありつつ、とりあえず蘭蔵と健一、さち子のことは心から応援したくなりました。
<オススメ要素>
・堕ちる育郎。
<関連作品>
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(感想記事はこちらです)
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