スクリーン /村上キャンプ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)野々宮和夫(ののみや かずお)…ののかず。会社の経理。24歳。
(受)夏目基(なつめ もとき)…イケメン俳優。24歳。
(攻)鴨志田(かもしだ)…歩のマネージャー。怒ると関西弁。
(受)及川歩(おいかわ あゆむ)…売れっ子俳優。役作りがストイック。24歳。
<あらすじ>
和夫と基は一緒に暮らし始めて6年になる恋人同士。
波の来ているイケメン俳優の基に対し、ずっと変わらず重すぎる愛を捧げ続けている和夫。しかし、最近そっけない態度の増えた基に和夫は不安を募らせます。
<感想>
私の大好きな「最初から付き合っている人たち」のお話でした。家庭内ストーカーするほどの重い愛を捧げ続ける会社員の和夫と、俳優として売れ始めたツンデレの基の生活はとても充実していて、ラブラブ夫夫な雰囲気でとても楽しそうです。
しかし、実は駆け落ち同然で都会へ飛び出してきたふたり。詳細には描かれませんが、基の家族のことなどがちらりと話題に上ることで物語に奥行きが生まれているように感じます。これまでもふたりは変わらぬ愛とツンデレでいろんな苦労を乗り越えてきたんだろうな、と想いを馳せるのも楽しかったです。
基の俳優業がいよいよこれから、という時に立ちふさがった、男同士という壁。そこでふたりの回想に入るのがとてもよかったです。この問題は基のライバルの歩くんの活躍によって解決するのですが、ふたりのなれそめを間に挟んでもらえたことでよりいっそう感慨深かったです。
巻末の描き下ろしでは貴重な現在の基の心境が垣間見れます。ツンデレとはいいつつも基も和夫のことがすごく好きなのが伝わってきて、和夫がとても愛されているのがわかる甘いお話でした。
作中で大活躍していた歩くんと鴨志田マネージャーのお話も収録されていました。ナポレオンフィッシュのアーニーに話しかけるのが日課だという歩くん……いい人そうなのに実はしっかり危なくて好きです。そんな歩くんにけしかけられて覚醒、関西弁の発動する鴨志田さんもいい味出してました。
カバー下あとがきでも半分以上のスペースを陣取っている歩くん、先生のお気に入り度合いが感じられます。彼が主役のコミックスも楽しみです。
<オススメ要素>
・スタートから恋人、家庭内ストーカー会社員×ツンデレ俳優。
<関連作品>
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