ごほうびは躾のあと /にやま 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)都井風太郎(とい ふうたろう)…大学生。10歳のとき五代家に引き取られた。21歳。
(受)五代実(ごだい みのる)…元金融屋。犬好き。38歳。
(攻)金蔵真(かねくら まこと)…愛美の恋人。
(受)五代愛美(ごだい まなみ)…五代実の弟。元闇金社長。現在は花屋。
<あらすじ>
両親が借金を踏み倒して逃げてしまい、置いていかれた風太郎は取立てにきた実に発見され五代家に引き取られます。
11年後、大学生になった風太郎は卒業後は実のもとで働きたいと願うも、実は反対。叶わぬ想いを抱いた風太郎が実の布団で抜いていたところ、現場を本人に見られてしまいます。
<感想>
『ご利用は計画的に』のスピンオフ作品で、五代愛美さんのお兄さんのお話です。真×愛美のふたりと哲も登場しています。
かなりの強面ながら、弟を溺愛しポメラニアンを多頭飼いしているという強烈なインパクトのあった実さん。そんな彼が受だと言われれば読まないわけにはいきません。ありがとうございます。
そんな実さんのお相手となるのは、スタンダードプードルを思わせる大型ワンコ系の都井風太郎。風太郎は子供の頃に借金苦で逃げた両親に置いていかれてしまい、五代家に引き取られて以来実の世話をしてきたというのです。自分を育ててくれた恩人に惚れてしまった年下……たまりませんでした。
風太郎は自分の気持ちは隠したまま、せめて実さんの下で働きたいと考えていたようですが相手にされず。思い余って1人で抜いているところを2度も実さんに目撃されてしまうアクシデントにもめげず、与えられたどだい無理なチャンスに飛びつく姿はとてもかわいかったです。ずっと面倒を見てきた相手にここまで一生懸命に求められるなんて、実さんが絆されるのも納得のがんばりでした。
しかもこんなになりふりかまわずに実さん一直線だった風太郎が、メイさんにはなりたくない、と踏みとどまったのにはぐっときました。なんていいワンコなんだ……そんな風太郎の理性を打ち砕かんばかりに男前を発動しすべてを受け入れてくれた実さん、それはもうかっこよかったです。
愛美さんの部下・哲視点のお話「憧れの悪」も収録されていました。表題作では本当にお花屋さんになっていた愛美さんの過去が垣間見れます。今も真とうまくいっているようで安心しました。
描き下ろしでは実さんの不器用さが突き抜けていて笑いました。ルリさんのいっていたことは全部本当だったんですね。かわいい強面の実さんの日常、もっと見ていたかったです。
<オススメ要素>
・大型ワンコ系年下×犬好き強面。
・『ご利用は計画的に』スピンオフ。
<関連作品>
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