ハッピークソライフ２　/はらだ　【漫画感想】

はらだ

2020.12.272024.03.24

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ハッピークソライフ（2）

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はらだ竹書房 2020年11月17日

＜登場人物＞

　（攻）（受）葛谷善行（くずや　よしゆき）…無職。３０代。

　（攻）（受）粕谷京太郎（かすや　きょうたろう）…会社員。都内の本社から地方へ左遷。３０代。

＜あらすじ＞

　バイブの電池が切れてしまい、拘束プレイ中の粕谷を放置して葛谷は買い物に出かけます。その途中で、都会から来た女性が田んぼに落ちているのを発見。一緒に酒を飲んで家に連れ帰った葛谷は、存在をすっかり忘れていた粕谷に泣きつかれます。

＜感想＞

　２巻になっても勢いは衰えず、むしろ増してきているような気さえします。粕谷の元カノや超絶ハードな特殊性癖持ちの新キャラを迎え、葛谷と粕谷の距離は縮まってきている……かどうかはまだわかりませんがとにかく楽しかったです。

　中でも「干し芋」にはやられました。これ絶対粕谷はおちょくってくると思ったんですよ。ところが、意外にも「いいやつ」だった粕谷。１巻からのすべての流れがこのシーンへのフリだったんじゃないかと思えるほどに不意を突かれました。少し前まで触手育成日記に爆笑していたはずなのに、私はなぜ泣いているのか……１冊の中での感情の振れ幅が大きすぎて大混乱でした。

　笑ったシーンを数えればキリがありませんが、なんだかんだで葛谷と粕谷の周りには本当に悪い人はまだいないように思えます。レオについてはまた別の問題として、特に女性陣がたくましくてどんどん好きになりました。ふたりがどんな状況でもそのまま受け入れてくれるし、誰も怒らない。神さえ味方に見えてきます。

　カバー下には１巻は葛谷、２巻では粕谷のイラストと簡単なプロフィールが収録されていました。よく見たら葛谷と粕谷って身長と誕生日が同じだったんですね。コマもふたりがなんか似てると言っていたのがなんとなくわかる気がしました。

＜オススメ要素＞

・シリーズ２作目。

＜関連作品＞

・電子書籍（お試し読みができます。）