狂い鳴くのは僕の番;β 3 /楔ケリ 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)鵜藤慎吾(うとう しんご)…β。営業第二課長。34歳。

 (受)雀部澄斗(ささべ すみと)…Ω。新卒社員で鵜藤の部下。22歳。


 (攻)高羽慧介(たかば けいすけ)…α。烏丸の部下。26歳。

 (受)烏丸雅(からすま みやび)…Ω。営業第一課長。32歳。


 白取優雨(しらとり ゆう)…α。経営コンサルティング会社社長。雀部の番。34歳。


<あらすじ>

 会社の納涼祭に取引先も呼ぶことになり、かつて鵜藤と同期だった白取もやってきます。鵜藤を見つけた途端、雀部との関係を見せつけるような態度に出た白取。困惑する雀部でしたが、番の白取を拒みきれずにいました。


<感想>

「狂僕β」完結巻です。もうハッピーエンドは訪れないのではないかと思ってしまうくらい大変だった鵜藤さんと雀部くんでしたが、無事幸せをつかむまでを見届けられてほっとしました。

 雀部くんが白取さんと番になってしまったものの、鵜藤さんも雀部くんもどう見ても未練タラタラ。それでも変わらず優しい鵜藤さんに涙が出ます。「オレとお前の秘密」だなんて、やっぱりいい男が過ぎますよ鵜藤さん……。

 意外だったのは、どこまでも優しそうな印象だった白取さんになかなかにどす黒い思惑があったこと。利用された雀部くんがかわいそうになりましたが、雀部くんについても白取さんを都合よく頼ったわけでもあるので、そこはお互い様になるのでしょうか。しかしその代償はあまりにも高くついてしまったような。

 そうまでしてふたりが勝ち取った幸せはもう本当にドラマチックでした。烏丸さんに「運命よりも……」と言わせてしまうのもすごくわかります。ここまでが壮絶だった分、ようやく落ち着ける場所にたどり着いてくれたことへの安堵の気持ちが今は大きいです。ああよかった。

 今後は高場×烏丸でシリーズ続編が決定しているそうです。最後に収録されていた再録番外編と描きおろしがほんの少し不穏さを残している感じだったので、次は烏丸さんの過去がさらに掘り下げられていくのでしょうか。鵜藤×雀部の新婚生活も気になるところです。


<オススメ要素>

・シリーズβ編完結。


<関連作品>

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