月曜九時の恋人 /ヤマヲミ 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)久宝万貴(くぼう まき)…売れっ子2世俳優。22歳。

 (受)小石川静流(こいしかわ しずる)…芸歴25年、元天才子役。30歳。


<あらすじ>

 芸歴25年の役者・静流は、天才子役と呼ばれた時代もあったものの、現在は一介の舞台役者。そんな静流に20年ぶりに大きな仕事が入り、月曜九時のドラマ出演が決まります。静流とともにW主演となったのが、若手№1の2世俳優・久宝。久宝はずっと静流のファンだったといい距離を詰めてきますが、共演者キラーの噂通りの久宝の態度に静流は困惑します。


<感想>

 トラウマを抱えている静流を長年に渡る執念で射止めたのは、年下の売れっ子俳優・久宝。この久宝がもう完全にストーカーが入っているのですが、祭壇を作ったり他のストーカーにマウントを取りにいったりとどうにも憎めないかわいい人でした。カネとコネのあるガチオタって最強だよなぁと少し羨ましさを感じつつも、全力で静流に向かっていく姿には大爆笑でした。

 しかも久宝が静流に惚れたきっかけがなんとも素敵で。周囲に手のひら返された静流を久宝だけはずっと見ていてくれたというのが、役者の静流にとってどれだけ救いになったか。想像するだけで感極まるものがあります。

 ドラマの原作を担当されていた先生はお元気でしょうか。『片想いをこじらせています。』を再読してみたところ「雨館シリーズ」の本がすでに登場していてびっくりでした。まさかこんなに魅力的なバディものをお書きになっていたとはさらに驚きです。それから久宝が番宣で出演していたバラエティでは、もしかしてあの国民的アイドルと共演していたり……?着実に増えていく業界での繋がりに、今後が一層楽しみになりました。

 カバー下あとがきもめちゃくちゃ笑いました!お腹が痛いです。先生の体を張ったあとがきに、今日を生きる勇気が湧いてくるような気さえします。萌と笑いと元気をお求めの方全員に布教したくなるとても良い本でした。


<オススメ要素>

・売れっ子2世俳優×元天才子役。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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・ドラマ原作滝沢龍司先生×片想いのプロ。
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