<キャスト>
(攻)浪川嵐…高橋広樹
(受)羽賀大輔…小野友樹
山田春樹…石谷春貴
<感想>
原作既読です。コミックスの1~6話が音声化されていて、描き下ろしの部分は入っていませんが概ね原作通りな印象です。もともとコミカルで勢いのあるお話が、キャストさん方のテンポ抜群の掛け合いとぴったりなSEでさらに楽しくなっていました。オメガバースなのでBLでは慣れていないとちょっとびっくりするような単語も飛び出しますが、この世界観では当たり前、な雰囲気が崩れないので引っかかりもなく最後まで聞けました。
ブックレットが縦なのはびっくりでした!開くと全体像が拝めます。かわいい!中身は出版社あらすじと簡単なキャラ紹介、さきしたせんむ先生のコメントが収録されていました。
小野さんの羽賀くんはとにかくかわいかったです。同室の山田に真正面から「バカだな」といわれてしまうのも激しく頷けてしまいます。何にも考えてなさそうなのに、浪川さんを襲うときの色っぽさと、実は初心なのもしっかりのぞかせてくるのはさすがでした。「オメガ」って今まではリアルに想像できなかったのですが、淫乱処女ってこういうことなんですね!と急に合点がいきました。ありがたいです。あと、浪川さんにさりげなく「おはよう」って言っているのがなんかすごく刺さりました。
高橋さんの浪川さんももうすごくて。登場はあんなに刑務官然とした感じだったのが、羽賀くんに迫られた途端に崩れていくのがもうどこから聞いても楽しいです。ブツブツつらつら言ってるのもおもしろすぎて毎回爆笑しています。「ほぁッ!?」とか「はわ…」などなど、動揺したときのリアクションが全部違って、そこだけ切り取ってエンドレスで聞いてみたいくらいです。羽賀くんに振り回されてひとりで考え込んで暴走しがちだったのが、最終的にドα丸出しになるのも最高でした。
けだるげな山田やキレッキレの佐倉さんもすごくいい味出してました。山田と羽賀くん、佐倉さんと浪川さんのやりとりも漫才みたいでずっと聞いていたくなります。
聴き所盛りだくさんの、どこからでも楽しいCDでした。何度も聞いて、いっぱい元気をもらおうと思います。
<関連作品>
・原作 (感想記事はこちらです)
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