<登場人物>
(攻)戌井(いぬい)…大学生。フェロモン症。オタク。
(受)辰見(たつみ)…大学生。フェロモン症。元ヤリチンのツンデレ。
<あらすじ>
同棲中の戌井と辰見。高校時代からの友人たちに大学卒業後について聞かれた戌井は、当たり前に結婚を意識します。ところが、辰見は「するわけねー」と断言。理由がわからない戌井はショックを受け、辰見を避けがちになります。
<感想>
『ドラッグレス・セックス』(短編)、『ドラッグレス・セックス 辰見と戌井』に続くシリーズ3冊目でした。戌井×辰見のラブラブな短編からの本編で修羅場に突入、上下巻同時発売が本当にありがたいです。
前半の短編では辰見そっくりのお母さんが登場したり、これまで頑なに苗字呼びだったふたりの名前が明かされたりと何気に大事な要素が詰まっていました。辰見の名前がオタクにとってたまらないのはすごくよくわかります。響きはかわいいのに字面が強い。おふたりとも良いお名前をしていらっしゃいました。
本編の序盤では、私はテレビ出演中のみさおちゃんの足に目が釘付けでした。ちょっと見ない間に立派な下半身を獲得していたみさおちゃん。3次元みさおちゃんもあの可愛い声でしゃべってくれないかな……。無良博士と薬師寺くんも元気そうで安心しました。変わらず楽しくやっている様子で嬉しいです。
その一方で、同棲中のラブラブ大学生活からの、将来を巡る価値観の違いからすれ違ってしまう辰見と戌井。親公認ともなれば結婚を考える戌井の気持ちの方が理解できますが、理由も言わず全否定の辰見に一体何があったのか。
辰見と戌井はかわいそうな状態で下巻へと続きますが、それでもずっといい雰囲気を作ってくれていたのがおなじみの友人さんたち。このAさんとBさん大好きなので一生一緒にいてほしいです。
<オススメ>
・シリーズ3作目。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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BOOK☆WALKER
・シリーズ
(感想記事はこちらです)
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