＜登場人物＞
（攻）裏川忍（うらかわ しのぶ）…総務部ヒラ社員。夜は男たらし。
（受）表屋ヒカル（おもてや ひかる）…営業部エース。あだ名が「プリンス」の純情ナルシスト。
＜あらすじ＞
昼はもっさり眼鏡に擬態している裏川。表屋との関係は続いているものの、表屋は自分たちの関係は社内恋愛になるのかと疑問を持ちます。そもそもデートすらしたことがなかったと気づいた表屋は、裏川を誘い完璧なデートプランを立てますが……。
＜感想＞
１巻と対になったかわいい表紙、カバーを外すとさらにかわいらしい展開が待っていて何度見ても笑顔になります。先生のあとがきでも触れられていますが、１巻と２巻で見比べてみると、表紙だけでなくふたりの距離感や伏線（？）などなど楽しいポイントが盛り沢山でした。
それにしても裏川さんって一体おいくつなんでしょう。今回彼の本質が少しだけ見えてきた気がして、なんだかとても達観していらっしゃるお方だな、という印象でした。会社でのもっさりな振る舞いも、中身がしっかりできているからこその小芝居。表屋さんだって営業部のエースでとってもすごい人のはずなのに、どこまでも立ち回りの上手い裏川さんのかっこよさにはかなわない気がします。
そんな全方位隙のない裏川さんならではといいますか、気持ちが伝わりづらいのもよくわかります。そうやってすれ違いを経つつ、最後は表屋さんへの愛が伝わっていたようでよかったです。しかも言葉ではないのがまた良い。表屋さんのモノローグだけでふたりの絆が深まったのがわかるのが凄いです。こんなの萌えずにいられない。
バーのマスターやツインズにも毎話楽しませていただきました。そして今回もいい味を出していた冬也さん。なんていい人。会社に味方ができたようで安心しました。
『初回限定小冊子』
初回限定版には１６P小冊子「ふたりいるなんて聞いてない！！！」が付いています。エイプリルフールに投稿された内容が元ネタとあり、ニンニン双子パロが拝めます。
タイトル通り、実はふたりいたニンニン（というネタ）。双子じゃなくて、のくだりがわけわからないはずなのになんかわかる気がしてきて笑えます。そして夢の３Pへ突入。攻が分裂して増えるタイプの３Pっていいですね。めちゃくちゃエロかったです。
＜オススメ＞
・昼と夜で顔を分けるモテ男×かわいいナルシスト。
＜関連作品＞
・電子書籍（お試し読みができます。）
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