リンクス 2018年3月号 【雑誌感想】
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<収録内容>
(出版社HPより一部引用。少し情報を追加しています。)
<表紙> 座裏屋蘭丸
<コミックス発売記念インタビュー>
著者インタビュー&4コマを掲載
「お兄ちゃんの秘密の恋人」(上田ナツ)
「ヤクザ、むいちゃいました」(小池マルミ)
「俺、悪魔と仮契約中」(フジマコ)
「アンタなんて大嫌い」(上田にく)
「たぬたぬ」(猫野まりこ)
「ちょっと黙って」(山野でこ)
<応募者全員プレゼント>
丹下道「官僚シリーズ」描き下ろしレアCP mini★mini小冊子応募者全員プレゼント第5弾〔牛通堂×千散(外務省)〕
本誌に付いている応募台紙(コピー不可)と82円切手+送料で応募可能。
締め切り 2018年4月7日(土)消印有効
<漫画>
「ハッピーエンドがお好きでしょ?」西原ケイタ
「僕だけのおにいさん」日野ガラス
「シェアリング・ライフ」木田さっつ
「戀ノ棘」咲乃ユウヤ
「シアターブラック」日高あすま
「神は俺を救わない」音海ちさ
「お金がないっ」香坂透
「リカー&シガレット」座裏屋蘭丸
「REPLAY」束原さき
「不実の花」霧壬ゆうや
「先輩、ちょっと待って」いさき李果
「恋せよ美男」リオナ
「神様たちの甘味処」倉橋蝶子
「コミックパーティ ワンダーラブ」山野でこ
「Attachment Love」松基羊
「キミのあまいにおい」日羽フミコ
「恋するインテリジェンス」丹下道
「凍える熱情」秋山花緒
「サヨナラに編むは、」梅松町江
「寄り添う旋律は愛を紡ぐ」鳥ノ海ユミ
「我慢なんておよしなさい」くれの又秋
「隣りの美人草」桃子すいか
「この恋は不純なもので出来ている」でん蔵
<小説>
「王子の夢と鍵の王妃」妃川螢 ill.壱也
<感想>
最初は全プレ目的で買い始めたリンクス。気が付けば1年以上購入し続けていました。次号も官僚シリーズの全プレがあるようなので(おそらくコミックス5巻との連動企画)、購入決定です。以下、気になった作品の感想です。
『コミックパーティワンダーラブ』 山野でこ
男のBL漫画家・雷蔵先生(新人・売れっ子・イケメン)とTOS先生(中堅・根暗・マスク)。雷蔵先生のファンだというTOS先生は、締切を破ってまで同人イベントに馳せさんじ、雷蔵先生の列に並んでいます。
とにかくTOS先生が面白すぎました。なんだかんだ言っても結局全部雷蔵先生への褒め言葉なんですよね。ふたりの漫画の作風がそれぞれのイメージの真逆なのも良かったです。
『恋するインテリジェンス class:#118-2』 丹下道
「N国の中央官庁と主な情報機関のしくみ」と、外務省編の相関図が載っていました。これはありがたい!と思い、本編を読みながらうろ覚えのキャラが出てくるたびに見返そうとしたら、皆様ぞくぞくと登場してくるので先に進めなくなってしまいました。後でじっくり眺めることにします。
本編はついに「先森先生の男をメロメロにする講義」のスタートです。さすがの色気で128期の皆さんが翻弄されてます。これだけでも「おおっ」となるのに、乱入(?)してきた柳との駆け引きもこれまたすごいです。なんかもうとにかくすごいとしか言えません。
先森先生の講義の他にも、揉めたりいちゃついたりが同時進行していて、キャラもわんさか登場してくるのでこのあたりは内容をうまく説明できません……。
本編の後にはキャラクター紹介が載っていました。針生、戸堂、蔵本、白戸の4人です。
それからライターズコメントによりますと、次号で118期編が大きく進む予定とのこと。あと鶏楽愛染側のお話をあらためて描いてくださるとありました。ありがとうございます。
『この恋は不純なもので出来ている』 でん蔵
やっとできた友達・武内を好きになってしまい、借りたペンでアレコレしてしまった守谷。罪悪感からふたりの関係はぎくしゃくしてしまいます。
そんな時に武内の家へと誘われた守谷。喜んでついていった守谷でしたが、すべてを知っているかのような態度の武内に迫られ抱かれてしまいます。
前号ではぼっちの守谷がかわいそうで、彼のストーカー気質にあまり目を向けていませんでした。ですが先生のライターズコメントに「結構エキセントリックな二人」とあるのを見つけ、言われてみれば確かにそうだわ……、としっくりきました。エキセントリック同士って良い組み合わせです。
『王子の夢と鍵の王妃』 妃川螢(著)/壱也(イラスト)
幼い頃の記憶がないものの、平凡なサラリーマンとして日々を過ごしていた珪(カイ)。ところが、会社帰りに突然現れたヴィルフリートに異世界に連れて行かれ、その国・グレーシュテルケの「鍵」として王候補ヴィルフリートの妃になるよう迫られる、というお話。
珪自身も元はグレーシュテルケの生まれらしいのですが、その記憶がないため元の世界に帰りたいと抵抗します。家族や恋人がいないからといって育った世界は捨てられない、という珪の主張が異世界ファンタジーものとしてはとても新鮮に感じられました。
覇権争いに巻き込まれた珪は、国のため、ヴィルフリートの妃となることを受け入れます。学生時代は空手の関東チャンピオンだったという珪(受)はベッドの上でも男らしく、色っぽいのに強く美しかったです。
珪はどうして時空の狭間に飛ばされたのか、王座を手にしたヴィルリートは跡継ぎをどうするのか、などまだ気になることがあるので、単行本になって続きが読めるのを期待しています。モフモフもとってもかわいかったです。
<次号予告>
次号リンクス5月号は、2018年4月9日(月)発売、春の特大号。
表紙はシロヒト梨太先生、官僚シリーズ4種ペーパー応募者全員プレゼント(コミックス「恋するインテリジェンス (5) 」発売記念・連動企画)だそうです。
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