麗人 2018年3月号 【雑誌感想】

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<収録内容>
(出版社HPより一部引用。)

ササクレ・レクイエム2/鹿乃しうこ
誓って、誤算2/南々子
カワイイあの子はド早漏/アヒル森下
ドラッグレス・セックス-辰見と戌井5-<中編>/エンゾウ
そとのせかい/明治カナ子
さよなら遠くの右手<前編>/三月えみ
車輪の下5/真行寺ツミコ
堕天使2/歩田川和果
土中の繭<後編>/イイモ
スキモノ5/猫田リコ
一生続けられない仕事/山田ユギ
君の尻に抱かれてトゥナイト☆/絹あぶ
いきなりゲイビデオ三昧/深井結己


<応募者全員プレゼント>

 新刊描き下ろしペーパー あがた愛先生、八百先生
 巻末の記入済みアンケート用紙と82円切手を貼った返信用封筒+送料で応募できます。
 締切 2018年3月15日(木)消印有効



<感想>

 毎号買えているわけではないのですが、いつも読み応え抜群の麗人。今号は数作品、一部が完成前(?)と思われる作品が掲載されていました。このままコミックスになることはないと思うので、ある意味貴重な号なのかもしれません。ですが編集部さんからのコメントなどは今のところ見つけられなかったので、先生方の体調など、いろいろ心配になってしまいました。(※追記 麗人2018年5月号に編集部さんからのお詫びが掲載してありました。)
 以下、気になった作品の感想です。



『ドラッグレス・セックス ―辰見と戌井5―』(中編) エンゾウ

 交際歴2年、同棲中の辰見と戌井。辰見が部屋に女を連れ込んだことでふたりの関係は悪化し、戌井は辰見のフェロモンにも気づかなくなってしまいました。

 さすがに嫌われてしまったのかと友人達に不安を漏らす辰見。しばらく帰らないと言って家を出ようとする戌井に、絶対に別れないと泣いて縋ります。まさかこんな辰見の姿が見られるとは思っていなかったので、なんか嬉しいです。

 今回のお話はページがかなり多くなったので次号と分けての掲載になったそうです。次で終わりだなんて、早く読みたいですがちょっと寂しい気もします。



『土中の繭』(後編) イイモ

 前編を読めていないので詳しい事情はわからないのですが、ちょっと怖いというか不気味さの残るお話でした。

 家庭環境が悪くて遅くまで学校に残っている葛西と、葛西の面倒を見てくれる沢先生、沢先生のことが好きで葛西を目の敵にしている宇津井。学校では不審者の目撃が相次いでいて、不穏な空気が漂っています。

 言動の危なげな宇津井だけでなく、彼らを取り巻く周囲の大人たちもなんだか怖いです。読み進めるにつれて「そ、そんな話だったんだ……」と久しぶりに背筋の凍る思いでした。巻末の先生のコメントまで必見です。



『君の尻に抱かれてトゥナイト☆』 絹あぶ

 安易な気持ちでラブホでバイトをはじめた春。仕事中にゲイの痴話喧嘩に遭遇してから、その時に会ったその道のプロの男(ネコ専)と度々顔を合わせるようになります。

 こんなに堂々とプラ○を見せつけてくる人は初めてお目にかかりました。余裕そうだった襲い受が実は純情だったとわかり、形勢逆転される展開は大好物です。最後のコメント(編集さんが書いているのでしょうか?)にも爆笑でした。



<次号予告>

 次号麗人5月号は、2018年4月9日(月)発売、付録付き。
 おそらくですが、応募者全員プレゼントペーパーは恋煩シビト先生とユキムラ先生です。





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