Dear＋ 2019年6月号　【雑誌感想】

＜収録内容＞
（出版社ＨＰより一部引用しています。）

＜表紙＞　はらだ

＜リレーエッセイ＞　白崎ナベ

＜ドラマＣＤキャストインタビュー＞
「カラーレシピ②」原作：はらだ

＜ふろくCD＞
インデックスカードつき はらだ「カラーレシピ」ミニドラマ
〈CAST〉福介：興津和幸×笑吉：内田雄馬　ほか

＜漫画＞
「言ノ葉ノ花」三池ろむこ×砂原糖子（巻頭カラー）
「君に染まる町の色」梅田みそ（カラーつき新連載）
「十二支色恋草子 蜜月の章」待緒イサミ（カラーつき新連載）
「秘密には向かない職業」金井桂（カラーつき）
「クロネコ彼氏のみつめ方」左京亜也
「溺愛なんてみとめません！」須坂紫那
「カラーレシピ・クリア」はらだ
「ドラマＣＤ『カラーレシピ②』アフレコレポート」はらだ
「なのかのむすび」ユキムラ
「春うらら好色男の宿」akabeko
「僕の完璧な恋人」雨隠ギド
「ひらひら満ちる」りーるー
「カスタマスカレード（蜜愛篇！）」瀬戸うみこ
「きしもとくんとえとうさぎさん」瀬戸うみこ
「一途なふしだら」たらふくハルコ
「紅狐の初恋草子」佐倉ひつじ×鳥谷しず
「恋に囚われたいほど」天咲吉実
「オメガは楽園へ逃亡する」立野真琴
「二川くんと隅くんの恋愛鬼ごっこ」間宮法子
「がっこうのふわもこ日誌」松本花

＜応募者全員プレゼント＞
三池ろむこ先生×砂原糖子先生「DEAR＋ PAPER COLLECTION vol.164」
今号の記入済みアンケートハガキと８２円切手を張付済み返信用封筒（長４）を同封して応募できます。
締め切り：２０１９年６月１３日（当日消印有効）



＜感想＞

　表紙、付録、アフレコレポ、キャストインタビューに番外篇までカラーレシピ尽くしのDEAR＋。個人的に注目している作品もたくさん載っていて、ものすごく豪華で貴重な号でした。

　以下、気になった作品の感想です。



『クロネコ彼氏のみつめ方』　左京亜也

　読み切り番外篇です。

　４日もレスだからと迫る賀神と、次の日の朝が早いからと拒否する真悟。結局流されてくれる真悟は読者としても大変にありがたいのですが、翌日に一体何が控えているのかとても気になっていたところ……。

　予期せぬ新鮮な光景が待っていました。ランドセルリオ、眼鏡賀神、スーツ真悟……！学校に通うことになったリオがまた成長していらっしゃいます。泣いて喜ぶダディの後ろで寂しそうな真悟を慰める賀神、最後の高見沢さんには笑ってしまいました。



『カラーレシピ・クリア』　はらだ

　読み切りで本編のその後のお話でした。

　講習で奇遇にも（？）福介と再会した４人は、全員で食事に行くことになります。笑吉が福介の言動のひとつひとつを一度は疑うようになっていて成長が見られました。冷静なりくがいてくれるおかげでわかりやすかったです。

　なんだかんだで笑吉が福介に優しいので途中ハラハラしましたが、どうやら本当に具合が悪かったらしい福介。次第にかわいい人に見えてきました。



『春うらら好色男の宿』　akabeko

　続きが読めたのが本当に嬉しくて、ここ最近で一番喜びました。美春くん幸せになってください……。

　古旅館から帰ってきたあとは、元の社畜生活に戻ってしまった美春くん。そんな彼にかけられる明るい藤さんの言葉に、美春くんと違って仕事のできるわけでもない私までなぜか励まされていました。

　そして今回美春くんを待ち受けていたのはテレホンセ○クス。泣き顔がバリエーション豊かでどこから見てもかわいかったです。

　今さらにはなりますが、このお話って現代が舞台ではあるものの、異世界転生っぽい雰囲気があるんですよね。だからこんなに夢があるのかとひとりで納得してしまいました。



『ひらひら満ちる』　りーるー

　最終回でした。芳彦くんと天のことにはびっくりさせられ、さらに芳彦くんが本当に痩せてしまっていたのには心が痛みましたが、慧さんの包容力と天の無邪気な笑顔に癒されました。

　それぞれがシリアスな問題を抱えつつ、家族や周囲の人たちで支え合っていく姿を見せてもらえた素敵なお話でした。最後のふたりの笑顔が本当に綺麗で、感想を言葉にしてしまうのがもったいないと感じてしまうくらいの余韻を残してくれました。



『「カラーレシピ」ミニドラマＣＤ』

　新装版コミックスに収録の描き下ろし、購入特典ペーパーの音声化で、全部で３トラック、約６分です。

　本篇が大変なことになる前の、日常っぽい場面なので安心して聴けました。それにしても笑吉がかわいいし色っぽいしでびっくりです。福介の我慢がきかなくなるのもこれなら納得してしまいます。その後のギャップもまたたまらないです。

　各トラックごとにタイトルコールがあり、トラック２と３の「いれたい福」①と②は福介が読んでくれます。この①と②の言い方がなんかすごくツボに入りました。福介っぽい感じがとても出ている気がします、興津さんすごい。

　はらだ先生のアフレコレポにも紹介されている通り、原作ペーパーでは１コマだったキスシーンが長めになっていました。ありがとうございます！



＜次号予告より＞

　次号Dear＋7月号は、2019年6月１4日（金）発売。
　表紙は三池ろむこ先生、全プレペーパーは会川フゥ先生、巻頭カラーは夏目イサク先生です。