<登場人物>
(攻)海堂真成(かいどう まさなり)…「Love Love Hip」の新店長。
(受)平岩奏多(ひらいわ かなた)…「Love Love Hip」のバイト従業員。
<あらすじ>
奏多は高校生の時に近所に住んでいた男・海堂に仕込まれた壁尻の快感が忘れられず、大学生になった今では「男の壁尻」専門の風俗店『Love Love Hip』でアルバイトをしています。
過去に突然姿を消した海堂を忘れようとしていた奏多でしたが、ある日海堂が『Love Love Hip』の新店長として戻ってきます。困惑する奏多でしたが、海堂はそんな奏多に「責任取ろうと思った」といい、店を辞めるよう口説いてきます。
<感想>
漫画では何冊か所持しているのですが、小説で壁尻を読んだのはこちらが初めてでした。さすがは西野先生、シチュエーションが様々でとても新鮮な気分を味わえました。
大学生の奏多は壁尻専門店でバイトをしているので不特定多数のお客さんを相手にしていますが、本番はNGでやってきたそうなので本命の海堂以外とは一線は越えません。人気者の奏多は感じやすくとてもいい反応をしてくれるので、お客さん達は指やオモチャだけで満足してくれるようです。
そもそも奏多が「Love Love Hip」で働くようになったのは、高校生の頃に関係を持っていたものの、ある日突然いなくなった海堂から受けた快感が忘れられなかったからだといいます。海堂には事情があったようですが、その後店長として戻ってきて奏多と再会します。
再会後は真正面から奏多を口説いてくる海堂。奏多が高校生のときもでしたが、海堂が奏多の身体を落とすのに壁に開いた穴がいい具合に活躍してくれます。壁尻って、基本そういうお店で楽しむプレイ、というイメージしかなかったんですが、海堂の住んでいる部屋の壁には素敵な穴が開いているのです。
お家壁尻を見たのは初めてだったのと、押入れに上半身を突っ込まれた奏多の心の声から、壁尻の良さがこれでもかと伝わってきます。目から鱗でした。
目隠しや拘束、無理矢理等のどれとも微妙に違う、「壁尻」というジャンルを堪能するのにとても良い素敵な作品でした。
<オススメ要素>
・初めての方にもオススメしたい、幸せ壁尻。
地雷注意:受が風俗店で客を取るシーンがあります(本番はありません)。
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