シンデレラ王～罪を抱く二人～　出版社ペーパー　犬飼のの（著）/笠井あゆみ（イラスト）　【特典感想】

　『シンデレラ王～罪を抱く二人～』と『白雪姫の息子』両方の表紙イラストがカラーで並んでいて、大変美しいです。二つ折の状態での大きさが、文庫本によく挟み込まれているルビー文庫の広告よりもさらにひとまわり小さいくらいでした。私はコミコミスタジオさんで購入しました。


＜あらすじ＞

　本編のその後のお話。
　薬草採取に向かうシャロンに同行するエラルド。グリーンヴァリー王国との国境に咲く希少な薬草を取りに向かいますが、森のはずれで二人が見たのは……。


＜感想＞

　犬飼のの先生の官能童話ＢＬの２作目『白雪姫の息子』とのコラボストーリーでした。

　このショートストーリーで２作品の関係性がうっすらとわかります。本編のみ読んだ感じでは具体的にどのあたりが関連しているのかはわかりませんでしたが、おそらく『シンデレラ王～罪を抱く二人～』は、『白雪姫の息子』のだいたい１０年後の話だろうと思われます。

　それぞれが穏やかな時を過ごしているのがわかって安心しました。どちらも本編ではほんのり暗い余韻の残るラストだったため、幸せそうな姿が見られてよかったです。


＜関連作品＞

（感想記事はこちらです）


・本編　（感想記事→シンデレラ王～罪を抱く二人～　犬飼のの（著）/笠井あゆみ（イラスト））