麗人　2019年7月号　【雑誌感想】

＜収録内容＞
（出版社ＨＰより）

＜表紙＞　笠井あゆみ

＜漫画＞
鹿乃しうこ「ササクレ・レクイエム４」
たうみまゆ「指先の染み９」
直野儚羅「片破れ月、競競とす」
鬼嶋兵伍「極上獅子育成計画２」
エンゾウ「ドラッグレス・セックス 辰見と戌井return」
由元千子「クワイエットライフクライシス５」
明治カナ子「花の咲くころ」
猫田リコ「非モテのオレがイケメンリア充とＳＥＸするハズがない」
内田カヲル「親しき仲にも礼儀アリ４」
イイモ「悪癖５」
櫻井タイキ「ねぇ、うんって言って♥」
加東鉄瓶「夏の微熱」
真行寺ツミコ「部長と課長１」

＜ドラマCDアフレコレポート＞
エンゾウ「ドラッグレス・セックス」

＜プレゼント付ビデオレビュー＞　深井結己

＜応募者全員プレゼント＞
　阿部あかね&イイモ&歩田川和果　新刊描き下ろしペーパーセット
　麗人7月号のアンケートと返信用封筒（長４、切手添付済の物）で応募できます。
　締切：2019年7月15日（月）（消印有効）



＜感想＞

　巻末の読者プレゼントに表紙イラストの図書カードがあるんですが、添えられたコメントに「友達だけど…」とあり、このふたりお友達だったんですね！？と改めて驚愕しました。制服を着ていない彼は風邪でもひいてしまったんでしょうか。妄想が膨らみます。
　以下、気になった作品の感想です。



『ドラッグレス・セックス 辰見と戌井return』　エンゾウ

　仲良く同棲中の辰見と戌井、薬を飲まない戌井のせいで辰見がまたしてもとんでもないことになっていました。しかも辰見のため事後におねしょシーツを調べている戌井……これにはさすがに激怒した辰見が、裸の戌井を置いて出ていってしまいます。

　実家に帰ったと思われる辰見、辰見母がそっくりなのが微笑ましいです。そこに泣きながら迎えにくる戌井……これもう完全に夫夫ですね。

　辰見母のおかげで辰見のかわいいところもたくさん見られて楽しかったです。これで実質家族公認となったふたり、これからもバカップルの道を突き進んでほしいです。



『指先の染み９』　たうみまゆ

　最終回でした。しかも１ページまるっとこれまでのあらすじがついている親切仕様。色々気になっていたのでこれはとてもありがたかったです。

　国を巻き込んでの派手すぎる兄弟喧嘩により、ようやく門明の呪いは解けたのでしょうか。巻末に載っていた門明とカルの笑顔が私にとっては救いです。

　怒涛の展開が続く中、なんだかんだで九重と明菜が仲良さげにしている姿に癒されました。



『夏の微熱』　加東鉄瓶

　ある部屋に荷物を届けにきた配送業者の青年、出迎えてくれた昼下がりがよく似合うきれいなお兄さんとは休憩時間を利用しての逢引のようです。

　が、辛抱たまらんとばかりに青年が告白したところで第３の男・寅ちゃん（ムキムキ）が登場。拘束された青年の前で、寅ちゃんとお兄さんのそれはもう過激なプレイが始まります。

　寅ちゃんでさえもお兄さんに翻弄されているように見える構図にニヤニヤが止まりません。これはまた最初に戻ってずっとループし続けるんでしょうか。よくできたＡＶを１本見せてもらったような、すごいお話でした。



＜次号予告より＞

　次号麗人９月号（２４周年記念号）は２０１９年８月９日発売、付録に描き下ろし小冊子、全プレペーパー実施予定は猫田リコ先生です。