リンクス 2018年7月号 【雑誌感想】

記事内に広告が含まれています。


<収録内容>
(出版社HPより一部引用しています。)

<表紙> 葛西リカコ

<コミックス発売記念インタビュー>
著者インタビュー&4コマを掲載
「花を召しませ」(シロヒト梨太)
「発情ポルノグラフィー」(倉橋蝶子)
「リカー&シガレット」(座裏屋蘭丸)

<応募者全員プレゼント>
座裏屋蘭丸「リカー&シガレット」発売記念連動企画「描き下ろしペーパーセット」
コミックス『リカー&シガレット』帯の応募券(コピー不可)、本誌に付いている応募台紙(コピー不可)、82円切手、送料で応募できます。
締め切り 2018年8月9日(木)必着

<漫画>
「恋するインテリジェンス」丹下道
「しつけがなってない!」上田にく
「Attachment Love」松基羊
「チョコレートギミック」アベコ
「ハッピーエンドがお好きでしょ?」西原ケイタ
「淫らにふしだら」上川きち
「神様たちの甘味処」倉橋蝶子
「花を召しませ」シロヒト梨太
「変態執事から逃げられません!」宝井さき
「キミのあまいにおい」日羽フミコ
「不実の花」霧壬ゆうや
「我慢なんておよしなさい」くれの又秋
「落ち葉あふれて」桃子すいか
「それでも僕は愛を告げない」一城れもん
「バイバイ、臆病くん」友江ふみ
「ハートビート・エラーコード」ほっかむり
「Pet」大槻ミゥ
「コミックパーティ ワンダーラブ」山野でこ
「シェアリング・ライフ」木田さっつ
「竜の王子さま」春野アヒル
「お金がないっ」香坂透
「俺の聖域はこの男に汚されている」三川ケイヤ



<感想>

 表紙をめくってまず目に飛び込んできた、分厚いピンナップ扉。パタパタと広げても広げても続く長さに声が出てしまいました。90cmくらいありそうです。『恋するインテリジェンス』の皆様が28人くらいでしょうか、ズラーッと並んでいらっしゃって、圧巻です。中にはこちらに背を向けている人もいて、ちょっとドキドキしました。これはこれで保管しておきたいので、どうにかして綺麗に切り取れる方法はないかと模索中です。

 それから最後の方のページには、『剛しいら先生に関するお知らせ』として編集部さんから先生への感謝の言葉が綴られていて、涙が出てしまいました。

 以下、気になった作品の感想です。



『恋するインテリジェンス class:#118-4』 丹下道

 過去の事件の全容がついに明らかになりました。かなりシリアスな上にかわいそうな展開なんですが、今ではいつでもクールな先森さんのいろんな表情が見られて得した気分です。それについてはなんか申し訳ない気持ちになりました。

 秋草室長の片目はこのときに由来していたんですね。事件を踏まえて改めて108期の上司たちが登場するシーンを見返したら、また見方が変わりそうです。

 時間軸はお話の最後の方で今になり、先森さんに言葉をかける千散から意外な本音が零れていました。これを牛通堂に聞かせてあげたい……

 本編の後のキャラクター紹介は、木菜、春日の2人でした。木菜がものすごくいい人そうで、このふたりのお話も見たくなってしまいました。

 ライターズコメントによれば、設定資料集作成にあたりリクエスト募集中とのことです。本当に作っていただけるんだ……と思ったらもうそれだけで感慨深かったです。



『Attachment Love 5』 松基羊

 露出狂(未遂)大学生・岡崎とお人よしの警察官・樋山という組み合わせにコメディなノリが続いていくのかと思っていたら、じわじわと樋山の闇が見えてきてハラハラしました。

 自分の性癖に付き合ってくれた樋山に対して、今度は岡崎が若さと勢いで樋山を救ってくれそうではありますが、樋山の同僚・佐川の考えていることがイマイチわからなくて不安を煽ります。これからどうなっちゃうんでしょうか……。



『コミックパーティワンダーラブ』 山野でこ

 中田さんのおかげで実現したTOS先生のお宅訪問。中田さんのナチュラルなスパダリっぷりも気になるところですが、今回は雷蔵先生の妄想が炸裂していて笑いが止まりませんでした。見た目はリア充でもやっぱりBL作家なんだと再認識させてくれた雷蔵先生。TOS先生が中田さんとの仲を冷静に否定しているのがまた笑いを誘います。一瞬出てきたTOS先生のマスクなしの顔がかっこよくて、そこだけは真顔になりました。

 そんな楽しい流れの中、突然闇をチラつかせてきた雷蔵先生の本音。TOS先生にも思うところがあった様子ですし、そろそろ一波乱ありそうです。



『Go! Go! リンコレダッシュ! Vol.76 Part2 座裏屋蘭丸先生』

 「リカー&シガレット」コミックス発売記念インタビューに、4コマ漫画がひとつ掲載されていました。この4コマがすっごくかわいかったんです。オルゴールに見立てたテオとカミロが、なんだかんだ言いながらも(主にテオですが)一回転して……ってもうたまりません。

 先生のインタビューでは、先生が今後チャレンジしてみたい作品テーマとしてマリノの話を挙げてらっしゃいました。マリノすごく気になってたので全力で応援いたします。



<次号予告>

 次号リンクス9月号は、2018年8月9日(木)発売。
 表紙は丹下道先生、応募者全員サービスは丹下道先生「恋するインテリジェンス」バディクリアファイルセット(A4)だそうです。





コメント

タイトルとURLをコピーしました