烈火の血族 夜光花(著)/奈良千春(イラスト) 【小説感想】
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<登場人物>
(攻)ノア・セント・ジョーンズ…名門家の子息。ブルネットの長髪、青い瞳。3年生。
(受)マホロ・ボールドウィン…全身真っ白。小柄。新入生。18歳。
ジークフリート…マホロが引き取られたボールドウィン家の一人息子。退学後に失踪。
<あらすじ>
失踪した遠縁・ジークフリートの行方を探るため、彼が在籍していたローエン士官学校に入学したマホロ。授業についていくだけでやっとの学生生活でしたが、在校生代表を務めるほど優秀な先輩・ノアになぜか気に入られてしまいます。
<感想>
あらゆる方面から萌を射抜かれるシリーズが開幕しました。これは巻を追うごとにどはまりしていく予感がします。ものっすごい好みでした。
妖精のように白い見た目のマホロに、優秀だけど変わり者のノア、魔法学校、国を担う名家、使い魔、哲学問答……などなど、ファンタジーの萌どころを網羅した世界観に期待が膨らむ一方です。
今回はまだまだ序章なのだと思われますが、個性溢れるキャラクターたちがひしめく士官学校にはおそらく秘密がいっぱい、さらに恋愛からバトルまでみっちり盛り込まれていて読めば読むほど惹き込まれていきました。
マホロとノアの距離感については、自分に絶対的な自信のあるノアがガンガンマホロに迫るものの、恋愛初心者の自覚のあるマホロの心はまだまだこれからといったところでしょうか。まさかのお預けには、直前までがとてもいい濡れ場だっただけにノアに同情してしまいました。
学校では落ちこぼれ認定されてしまったマホロの力が実は未知数なのも楽しかったです。そんな小動物系の妖精・マホロをエリートたちが奪い合う構図もまた、たまらないものがありました。
奈良先生のイラストは見開きのものまであり、物語の壮大さがうかがえます。中でも犬の使い魔さんたちがみんなかわいかったです。
早くも次巻が楽しみでしかたないシリーズ、全力で応援しています。
<オススメ要素>
・シリーズ1作目。
・魔法系ファンタジー。
<関連作品>
・シリーズ
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