<登場人物>
(攻)ディータ…覆面の殺人鬼。(受)籠橋太一(かごはし たいち)…関西人。25歳。
レフ…食人鬼。ディータの幼馴染。
<あらすじ>
友人に約束をドタキャンされ、一人むなしくキャンプをしていた太一。すぐ近くで殺人現場を目撃してしまい、気が付くと覆面の殺人鬼・ディータに縛られ監禁されていました。<感想>
ずっと気になっていたものの、紙の本がなかなか手に入らず……先に2巻を購入し、1巻の増刷を心待ちにしておりました。手に取れて嬉しいです、ありがとうございます。衝撃的なタイトルと表紙がわかりやすく内容を表していると感じました。そしてしっかりBがLしてくれています。今のところ太一はストックホルム症候群まっしぐらな印象ですが、そこに悔しいほどに萌えてしまいました。かわいそうな太一……でもすっごくおもしろかったです。
人を殺すのが仕事のディータが太一に一目惚れ、拘束しつつ告白してきた殺人鬼に殺されたくない一心で、太一は想いに応えてしまいます。太一の関西人としてのノリのよさから、必死ながらも現場はいつも楽しげな雰囲気でつい笑ってしまいます。絡みもはじめは無理やりなのに、ディータが太一に惚れているせいか甘さを感じるほどでした。太一が実はけっこう鍛えていて良い体をしているのも非常によかったです。
そこへディータの幼馴染で仕事の依頼主・レフも登場し、なんともカオスな状況に。ディータが殺人を行うのは理由がありそうなのに対し、レフは根っからの食人鬼。しかも頭がよく強かさも持ち合わせているようで、一番厄介な人なのでは、と感じます。そんなレフが太一に弱み(?)を晒してしまったときはそれはもう爽快で、急にかわいい人に見えてきました。
1巻の収録は1~6話と描き下ろしで、ディータの過去が少しと、顔は下半分と後ろ姿まで描かれています。顔が全部見えないのでとても気になるのですが、でもそこが魅力的だったりします。太一に目隠ししてキスなんてもう……!覆面萌とは私はちょっとズレているのかもしれませんが、新たな扉が開きそうな予感がします。
「特別描き下ろし漫画」は、レフの容姿について。まずどれにおいても理由があったことが衝撃で、中でもあの口にそんな訳があったなんて。巻末に至るまでにだいぶ感覚が麻痺していて、もう笑うしかありませんでした。「初期設定の話」やあとがきも楽しかったです。
<オススメ>
・理由のある覆面殺人鬼×ノリのいい関西人。<関連作品>
・電子単話版(全20巻、完結済)BookLive!/
Renta!/
コミックシーモア/
ebookjapan/
BOOK☆WALKER
・シリーズ
関西人と覆面殺人鬼2~セックスしていいから殺さんといて! /Mりあ 【漫画感想】
関西人と覆面殺人鬼3~セックスしていいから殺さんといて! /Mりあ 【漫画感想】
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