恋するヒマもない警察学校24時‼ 楠田雅紀(著)/麻々原絵里依(イラスト) 【小説感想】
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<登場人物>
(攻)天羽尊(あもう たける)…警察官。巡査。成績トップで警察学校総代。
(受)日野朝陽(ひの あさひ)…警察官。巡査。
<あらすじ>
採用試験に合格し警察学校に入校した朝陽は、そこで小学校時代の同級生・尊と再会。小学生の時に起きた事件がきっかけで疎遠になっていた二人でしたが、普通の友達として接しようとする朝陽に対し、尊の態度は冷たいままです。
<感想>
過去の事件、警察学校での青春に禁断の恋とお楽しみ要素がみっちり詰まった1冊でした。小学生たちが巻き込まれた未解決事件と、それがきっかけで警察官を目指し警察学校に入った朝陽と尊……大人になった彼らが自力で事件を紐解いていく過程から目が離せませんでした。
まず事件については犯人が一番の悪なのですが、当時の朝陽と尊の子どもだったが故の無力さが何度思い返しても切ないです。特に、ひとりで自分を責め続けた尊の状況を考えるとあまりにもつらい。朝陽も同じくらい傷ついたとは思いますが、今後はぜひ近くで尊を癒していってほしいです。
最初は尊の態度の冷たさに本当に朝陽のことが嫌いなのでは、と不安になったものの、恋人になり溺愛系激甘攻だったのが発覚してからはギャップに萌え転がらせていただきました。変貌したのではなく、実はずっとそうだった感じがなんだかたまらない気持ちになります。
麻々原絵里依先生のイラストもすごくしっくりきて、お話のイメージにぴったり合っていました。尊の微妙な表情の変化が感じられて得した気分です。
<オススメ>
・警察学校総代×同じ過去を持つ幼馴染。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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