ごちそうΩはチュウと鳴く 2 小冊子付き特装版 /はなさわ浪雄 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)宇迦野忍(うかの しのぶ)…キツネ族のα。大手出版社勤務。胡桃沢の担当編集。

 (受)胡桃沢さちお(くるみざわ さちお)…ネズミ族のΩ。漫画家。27歳。


<あらすじ>

 付き合いたての漫画家・胡桃沢と担当編集の宇迦野。宇迦野の彼氏力に翻弄される日々を送る胡桃沢でしたが、春のお花見デート中、予定外のヒートに襲われます。


<感想>

 キツネとネズミのオメガバース、2巻は付き合いたてのふたりを襲う春の発情期問題でした。作中でも触れられていましたが、このふたりって付き合ったあともいくらでも波乱がありそうな属性なんですよね。その分、宇迦野さんの彼氏力は完璧だし胡桃沢先生の気持ちにはブレがないので安心して見ていられます。今回もすごくおもしろかったです。

 お花見デートにグルーミング、漫画家としての壁やこのふたりならではの疾患が発覚したりと盛りだくさんな内容で、でもそれが全部繋がっている感じがする展開に惚れ惚れしました。恋人の王道イベントも、どれもが宇迦野さんと胡桃沢先生だからこその展開で、特に後半のプチ同棲に至っては萌えに萌えて私がどうにかなりそうでした。

 それからさらっと登場していた会社のカワウソ(?)さんやモモティー先生の御親戚がかわいくてかわいくて。どうかモモティー先生の種族体も拝見したいです。

 あと今さら気が付いたのですが、種族体相手の時は人もケモミミを出して会話していたんですね。そう思って改めて見てみると皆様ミミを出すタイミングが一貫していて、そんなところにも「すごい!」と感激しました。

 カバー下にはおまけ漫画とあとがきが収録されていました。あとがきにはまだ続いてくださるとの嬉しいお知らせが。ありがとうございます、楽しみにお待ちしております。



『特装版小冊子』

<感想>

 特装版を購入すると描き下ろし小冊子(24P)が付いてきます。タイトルは「キツネとネズミの撮影会」。元木先生を巻き込んだ、宇迦野さんのリクエストついに実現のお話でした。

 漫画の資料のため、宇迦野さんに無断で元木先生と種族体撮影会をした胡桃沢先生。宇迦野さんに浮気認定された胡桃沢先生、ついにねず耳メイド姿をお披露目です。

 本編でも宇迦野さんが口にしていた胡桃沢先生のねず耳メイド。大変よくお似合いでした。それにしても宇迦野さんのおねだり上手加減というか、もはや誘導尋問な会話術には毎度平伏します。今後も一石二鳥な資料撮影会をぜひお願いいたします。



<オススメ>

・キツネα×ネズミΩ。
・シリーズ2作目。


<関連作品>

・電子版(お試し読みができます。)

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・通常版


・シリーズ
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