兄弟制度のあるヤンキー学園で、今日も契りを迫られてます３　/赤いシラフ　【漫画感想】

赤いシラフ

2023.11.012024.10.23

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兄弟制度のあるヤンキー学園で、今日も契りを迫られてます 3

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赤いシラフ秋田書店 2023年10月16日

＜登場人物＞

　（攻）本堂勇緋（ほんどう　ゆうひ）…高３。留年中。学園最強ヤンキー。

　（受）黒須叶（くろす　かない）…高３。生徒会長。本家組長の息子。年齢不詳。

＜あらすじ＞

　兄弟制度のあるヤンキー男子校で、契りを交わし兄弟兼恋人の本堂と黒須。思い出作りの青春がしたい黒須でしたが、学園は過去の不祥事からすべての行事が廃止されたまま。生徒会長として学園行事を計画した黒須は、周囲を説得し体育祭の開催に漕ぎ着けます。

＜感想＞

　青春、思い出作りがしたい黒須生徒会長の発案での体育祭編でした。ところかまわずイチャついている本堂さんと黒須くんに安心したのも束の間、新たな刺客に兄弟喧嘩、OBさんたちまで乱入してきたり。やはり平和とは無縁の彼らの学園生活、とても楽しかったです。

　体育祭が学園全体を巻き込んでの兄弟対決になるとは予想外でした。弟さんたちは日々大変な思いをされていたんですね……。横暴さが明らかになった兄貴たちですが、OBの元兄貴を前に一瞬見せた弟顔にすごく萌えました。今の兄貴たちにも、弟をしていた時代があったんだなぁとしみじみしています。

　それにしても、いつもちらりと登場する黒須くんのパパたちがとんでもなくかっこいい。本堂さんの興味がそっちにいってしまうのもものすごくわかります。。

　カバー下での先生のお話は何度も読んでいます。先生の過ごした中学の雰囲気が、私の通っていた所とすごく似ていて。もちろん同じではないですが、自分にとってはあまりいい記憶のないあの頃のことも、こんな風に考えられたら捉え方も変わってきそうです。それぞれの普通の生活もたしかにあったんですよね。空気のように過ごしていたあの時間、その存在を認めてもらえたような気がして嬉しくなりました。

＜オススメ＞

・学園最強ヤンキー兄貴分×実家は極道のかわいい弟分。
・体育祭で青春。

＜関連作品＞

・電子書籍（お試し読みができます。）