<登場人物>
(攻)浩然(ハオレン)…ケイト。スカウト。超イケメン。
(受)柏木千紘(かしわぎ ちひろ)…浩然の家に居候中。23歳。
<あらすじ>
マヤに拉致され襲われた千紘は、気を失っている間に警察に保護されます。千紘は浩然との生活を再開させますが、責任を感じ追い詰められていく浩然。そこへマヤから千紘の動画が届き、浩然は自らマヤに接触します。
<感想>
穏やかな生活はあっという間に終わり、マヤからの傷害を受けた千紘。そこからの浩然の追い詰められ方はまあそうなるよね……という感じで、二人で心中、もしくは浩然がひとりで死んでしまうのではないかと覚悟を決めなければなりませんでした。
ですが浩然がどちらも選ばなかったのは、ここまでの千紘との絆があったからなんだと思います。マヤにとどめをささなかったのも、マヤの行く末を見た後では正解だったんだとわかります。
それから浩然と離れた後の千紘ががんばれたのは、有名になって浩然に見つけてほしい気持ちもあったのではないでしょうか。結果的に浩然に届いていたことを考えると、ここまでの地獄やふたりの離れていた時間も無駄ではなかったと思えてきます。すべてはこの幸せのためだったのですね。
最後の描き下ろしまで読んでから改めてカバーイラストを見返してみると感慨深いです。ようやくつかみ取った幸せを大切に、どうかふたりが穏やかに生きていけるよう祈るばかりです。
<オススメ>
・シリーズ完結。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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・シリーズ
(感想記事はこちらです)
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